1966年9月、旧ソビエト連邦ウズベキスタン。
ブハラから約80キロ離れたウルタ・ブラクでのガス井(読み:がすせい)事故はご存知でしょうか。
ガス井とは地中の天然ガスを採取するために掘られた井戸のことです。
吹き出した天然ガスに引火し、また埋蔵されているガス量も豊富なことから鎮火が難しく、何年間もわたって燃え続けた事故です。
ロシアの通信社『プラウダ』によると、何年も制御不能なほど燃え続けた後、ソビエト軍の努力によりやっと火を消すことができたということです。
で、どうやって鎮火したかというと核兵器の使用。
ソ連軍は、井戸から25~50メートル離れた穴に30キロトンの特製核爆弾を投下。
ガスの噴出を止めるには通常の爆薬では威力不足であり、やむを得ず核爆弾の投下となったようです。
核爆弾の爆発により、ガスパイプとガス井は地表まで押し上げられ、周囲の岩盤がガラス化。
爆発の威力と恐ろしさがよくわかりますね!
なお爆発から23秒程経過して、地表のガス漏れと火災がようやく鎮火されたとのことです。
created by Rinker
¥2,208
(2024/09/10 04:11:24時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
¥891
(2024/09/10 04:11:25時点 Amazon調べ-詳細)
※本記事内の画像はProduction TechnologyのYouTubeアカウント動画よりスクリーンショットを掲載しています。