日本を舞台にしたリアルなオープンワールドのレースゲームが開発中。膨大な種類のカスタマイズパーツ・チューニングなど、既存ゲームに満足できなかった方におすすめ

ソフトウェア

レースゲームやカーライフシミュレーターは数多くありますが、ここまでチューニングやカスタマイズを重視しているゲームって少ないんじゃないでしょうか。

Apex Pointは日本の車文化に浸ることを目的としたオープンワールドゲーム。
「車好きの夢のゲームを目指す」を目標に2018年から開発が続けられています。

制作しているのはApex Studio。
Unity3Dを使って表現された車やワールドはどれもリアルで、細部まで再現されています。

ヘッドライド内側やタイヤのパターンなど、細部まで作り込まれている
計器類やインパネ周りの表現も丁寧

現時点で早期アクセス版となり、製品版は登場していません。
車種リストは少なくマップも「大黒埠頭」のみですが、ゲームの基幹部分は完成しており十分に遊べる内容に。
なお、製品版リリース時には「マルチプレイヤー対応」「車種リストの追加」「レースの種類(ドラッグ、ドリフト、ストリート、湾岸)」「湾岸高速道路と峠、サーキットを含む拡張マップ」が追加されるようです。

現時点(2023年2月)では早期アクセス版となる

なお直近のアップデートでも下記が追加されており、順調に開発は進んでいるようです。

  • FSRサポート(AMD FidelityFx)の追加
  • 新しいメインメニュー
  • シャドウの改善
  • マップに植物を追加開始
  • ドリフトイベントの大幅な修正
  • 「EG6」と「AE86」にロールケージを追加
  • 純正とアフターマーケットで異なるサウンドのホーンを追加

他にも多数アップデートされているが、一部を抜粋して紹介しています。
なお、詳しいアップデート内容はSteamページからも確認することができます。
https://store.steampowered.com/news/app/2102520

膨大な種類のチューニング・カスタマイズパーツが登場。他のレースゲームとは一味違う、徹底的なリアル志向

膨大な種類のチューニングパーツやカスタマイズパーツ。
細部まで作り込まれた車体、パーツが与える影響、空気抵抗や重量、空気圧や車高など。
まさに車好きが理想とする、リアル志向のゲームに仕上がっています。

具体的には下記のようなシステムを搭載し、チューニングやカスタマイズが可能です。

各パーツのファインチューンをはじめ、エキゾースト、ECU、ステアリング角、ブースト圧、ウェストゲート圧、トー角、キャンバー角、車高、タイヤ空気圧、空力、その他装着するアイテムによる重量と空力の変化

ブローオフバルブが発生させるサウンド及び種類によるサウンドの変化

各車両の現実の特性に極めて近いシミュレートシステム

一人称視点のメカニックモード

車の走行距離+その他の変数に基づくリアルな摩耗システム

駆動系パワーロスの後、回転数とエンジン負荷に基づいてホイールでの馬力とトルク(WHP & WTQ)を計算するリアルなダイノシステム

公道走行可能かどうかのチェック機能により、公道走行可能な車でないと、売却時に価値が下がったり、公道で捕まった時にトラブルになるシステム

その他、ハンドルコントローラーに対応していたり、フォトモードがあったり。ここで全てのシステムを紹介することはできませんが、他にも様々な機能やシステムが実装されています。
正直ここまで車いじりができるゲームは珍しく、車好きは発狂して喜ぶレベルじゃないでしょうか。
GRAN TURISMOシリーズとはまた違う、「ストリート」や「チューニング」にターゲットを絞っており、その辺りに不満を持っていたユーザーにはガツンと突き刺さりそうです。

車両の購入シーンから。詳細なスペック表と共に、ボンネットを開けてエンジンルームを確認することができる
チューニングの一幕。ヘッドカバーやエキゾーストマニホールドなど、細かな点も交換可能。目に見えているパーツは全て触ることができると思っていい
カラーリング変更のシーン。パーツや部位ごとにカラーを指定することも可能
チューニングした車両でドライブ。Defiっぽい追加メーターやレブカウンター付きのタコメーターなど、実際のチューニングシーンでも見かけるパーツが登場する

時間・季節・天気の概念も登場。また中古車販売による収入を得ることも

シミュレーターらしく時間・季節・天気の概念もあり、立体駐車場やトンネルを通過すると音響に変化も。
またレースでの賞金獲得、中古車の修理や売却で収集を得る経済システムも導入されています。

時間経過により天候が変化したり、季節の概念もある
どこかで見たことあるようなロゴマークのカー用品店

どこかで見たことあるようなカー用品店も登場し、まさに「日本を舞台」にしたカーライフシミュレーター。
製品版では峠や湾岸高速道路も登場するようなので、お気に入りの車をカスタムしてテストついでに峠を流す、なんてプレイスタイルも楽しめそうです。

システム要件はちょい軽め。残念なのは現時点で日本語非対応だということ

システム要件も軽めで今どきのPCであれば問題なく動作しそうです。
推奨のグラフィックボードはGTX970となっていますが、設定次第でオンボードでも行けそうな気がします。
もちろん推奨以上の環境があれば最高設定で楽しめます。

推奨環境

OSWindows 10
プロセッサーIntel Core i5-4570
メモリー8 GB RAM
グラフィックGTX 970
DirectXVersion 11
ストレージ5 GB 利用可能

残念だったのは日本語非対応。
せっかく日本を舞台としているので、できることなら言語も対応してほしかったですね。

ただ今後のアップデートや製品版では対応する可能性もあります。
また英語も簡単なものばかりなので、特に日本語化されなくても問題なさそうに感じます。
ストーリーを追いかけるゲームでもないので、インターフェース上の意味さえわかればプレイに支障はありません。

細かい箇所までチューニング・カスタマイズできるゲームをプレイしたい、日本を舞台としたリアルなオープンワールドのカーライフシミュレーターがあればいいのにな~、なんて方にはおすすめのゲームです。

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