FullHDや4Kが当たり前の現代、前ほど低画質の動画を見かける機会は少なくなりました。
スマホや機材の性能が良くなっているせいか、YouTubeにアップされる動画も高画質なものばかり。
しかしながら、一昔前にアップされたままの動画はボヤけて見えるし、また4Kディスプレイで再生するFullHD画質でさえボヤけて見えてしまうものです。
そんな中、NVIDIAがGPUで動画をアップスケーリングし高画質化する技術「RTX Video Super Resolution(RTX VSR)」を公開しました。
RTXシリーズを搭載しているPCで動作し、Google ChromeやEdgeで視聴している動画を自動的に高画質化(アップスケーリング)してくれます。
RTX VSRのサンプルとして公開されているのは、1080pで出力されているAPEX LEGENDSの1コマ。
これをRTX VSRで4K画質へアップスケーリングしています。
全体的に解像度が上がり、ボヤけていた部分がクリアに描画されているのがわかります。
RTX VSRを有効にするには「GeForce 531.18 Driver」が必要。
NVIDIAの公式ページで公開されていますので、自身の環境に合わせてダウンロードしてください。
動画サービスによっては4K画質は有料、などがあるわけで、RTX VSRを有効にしておけばある意味無料で高画質を楽しめるようになります。
あくまでもアップスケーリングなのでネイティブ画質には及びませんが、そう考えれば少しお得ですね。
なお、RTX VSRを有効化するにはRTXシリーズのグラフィックボードが必要なのでご注意を。
非搭載のPCではRTX VSRは有効化されません。