歴代プレイステーションで発売されてきたグランド・セフト・オートVのグラフィック、フレームレート、ロード時間の比較動画が面白い。同じタイトルでもハードでここまで違いが出るのか

ハードウェア

2013年10月10日にグランド・セフト・オートV、PS3版がリリース。
その翌年、2014年12月11日にはPS4版。
それから約8年後の2022年3月15日にはPS5版が。

何と約9年間も世代やハードの垣根を超えて販売されている、超ご長寿タイトルのグランド・セフト・オートV。
最近になってチラホラ次回作の話も聞こえてきましたが、まだまだ先の話の様子。
ゲーム内容が流出していましたが見た感じ開発初期で、これから作り込んでいこうといった段階でした。

しかし本当に長期で販売されていますね。
Minecraftに次いで世界で2番めに売れたゲームらしいです。
その数なんと1億5,500万本以上。
ミリオンだのダブルミリオンだのが霞んで見える数字ですね、スゴい。

PS3・PS4・PS5版のグラフィック、ゲーム容量、フレームレート、ロード時間などを比較した動画が非常に面白い。なるほど、こんな所が進化しているのか

ゲームのグラフィックやハード間の比較動画でお馴染みの「ElAnalistaDeBits」から、グランド・セフト・オートVの比較動画が公開されていました。
いつも思うのですが、横並びで画像比較してくれるから見やすいですね。
ありがたいです。

ElAnalistaDeBits:Grand Theft Auto V | PS3 – PS4 – PS5 | Final Graphics Comparison

ちなみに各ハードでリリースされているグランド・セフト・オートVの詳細は以下の通り。

PS3PS4 PS5
解像度720p1080p2160p or 1440p
フレームレート30fps30fps2160p/30fps 1440p/60fps
容量33GB91.42GB92.76GB

PS3版のグラフィック

PS3版は720pの30fps。ボヤけていて30fpsなので動きも若干ガタつきが。
当時は何とも思わなかったのですが、あらためて見てみると「旧世代のハード」といった印象です。

PS4版のグラフィック

PS4版は1080pの30fps。
PS3版と比較して解像度は向上していますが、やはり30fpsはガタつきを感じます。
ロード時間も長くPS3とほぼ変わりありませんね。
ただ、ゲーム容量はPS3の33GBに対して91.42GB。約3倍です。
テクスチャも高解像度化されているので、それを読み込んでいると考えるとかなり高速化されていることになるのでしょうか。

PS5版のグラフィック

PS5版は画質設定により異なりますが、最新ハードだけあり旧世代よりも解像度はグッと引き上げられています。
またフレームレートも60fpsを達成しており、ヌルヌルっとしたスムーズな動きに。操作性も良さそうです。

PS5 忠実度重視モード
PS5 性能モード
PS5 レイトレーシングによるパフォーマンスモード
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PS5 忠実度重視モード
PS5 性能モード
PS5 レイトレーシングによるパフォーマンスモード
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PS4版とPS5版ではゲーム容量にほとんど変化なし。ロード時間はPS5の圧勝

意外だったのがPS4版とゲーム容量にほとんど変化がない点。
PS5版は92.76GBで、PS4版の91.42GBとほぼ同じ。
ロード時間は最速の33.13秒で、超高速SSDの性能が発揮されているようでした。

やはりPS5はロード時間が圧倒的に短い

ただロード時間についてはシーンによりバラつきがあるようで、IGNが公開している動画ではもっと短く読み込んでいます。

IGN:GTA 5 Load Times Comparison: PS4 vs. PS5

あの悪名高い、長い長いロード時間がここまで短縮されているのは驚き。
ミッションのリトライやサクッと遊びたいときに、気軽にプレイできるようになりました。

PS5版はPC版よりも若干良い印象。影やオブジェクトの描画距離は旧世代ハードから圧倒的に向上

画質モードに関わらず、PS5版はPC版よりも若干画質が良い印象。もちろん、PC版はMODなしのバニラ設定での話ですが。
またレイトレーシングも有効化できるので、反射や光の表現は良くなります。
これはNVIDIA RTXシリーズを搭載していないPCでは不可能な表現。
PS5だけの特権ですね。

忠実度重視
「性能」画質モード
レイトレーシングによるパフォーマンスモード
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忠実度重視
「性能」画質モード
レイトレーシングによるパフォーマンスモード
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AAAタイトルとはいえ過去作。PS5版の解像度とフレームレートには不満点が残る

ハードの世代が新しくなるにつれ、表現力やフレームレートは向上、より遊びやすくなっていますが少し不満な点も。
いくら重量級とはいえ、2013年にリリースされたゲームです。
今ではオンボードのチップですら1080pで動作可能な軽量ゲーム。

家庭用ゲーム機とはいえ、2160/30fpsや1440/60fpsでは期待外れです。
もう少し何とかできたんじゃないの…って思います。

内部的にレガシーコードが存在し、最適化や最新技術の適用が難しいといった事情もあるのでしょう。
しかしユーザーとしては、「あのグランド・セフト・オートVをPS5でプレイすると、ここまでキレイで快適に!?」といった驚きと喜びを求めているんじゃないかと思います。
ストーリーを追いたい新規ユーザーのいるかもしれませんが、懐かしく久しぶりにプレイしたいユーザーが多いのではないでしょうか。
確かにPS5のパワーによりグラフィックとパフォーマンスは著しく向上しています。
でも、もっと”サプライズ”があってもよかったな~、とも思います。

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