SQUARE ENIXからリリースされているオープンワールドのアクションRPG『FORSPOKEN(フォースポークン)』。
PlayStation 5のパワーとLUMINOUS ENGINEにより表現される圧倒的な映像美。
瞬きするのも忘れるほどの美しさで、ゲームの世界に本当に入り込んでしまったかのような錯覚に陥ります。

ゲームはオープンワールドのアクションRPG。
ニューヨークに住む「フレイ・ホーランド」は、ある日突然、謎の現象に巻き込まれ異世界「アーシア」へ飛ばされてしまいます。
相棒である魔法のブレスレット「カフ」の助けを借り、ニューヨークへ帰る方法を探す旅を始めます。

PlayStation 5版とPC版にグラフィックの違いはあるのか?PlayStation 5版の各モードとPC版のグラフィックを比較
本作はPlayStation 5版とPC版がリリース。
PC版はSteam/Epic Games Store/Microsoft Storeで購入・プレイが可能です。
PlayStation 5でも十分に美しいグラフィックだと思うのですが、PC版は設定により家庭用ゲーム機を上回るグラフィックとパフォーマンスでプレイすることができます。
グラフィックやパフォーマンスの比較動画で有名な「ElAnalistaDeBits」からFORSPOKENの動画がアップされていたのでご紹介。
PlayStation 5版は各種モード設定によるグラフィックの違いも紹介されています。
PC版はRTX4080を使用。ミドルハイ~ハイエンドクラスのグラフィックボードを使っての比較となります。
解像度、テクスチャ、描画距離などの違い
解像度によるPlayStation 5版とPC版の違いの比較。
やはり高品質なのはPC版。
しかしPlayStation 5版も十分に高画質であり、よくよく目を近づけて見ないと判別できないレベル。
ただ残念だったのは可変解像度。PlayStation 5版はシーンにより解像度が異なるのでグラフィック品質が安定しない、というデメリットがあります。




反射や陰影の表現についても細かな点ではPC版に軍配が上がりますが、パッと見た目では気にならないレベルです。

描画距離の違いも大差はなし。
細かなオブジェクトの有無はありますが、もちろんゲームに影響を与えるレベルではありません。

別のシーンから解像度をもう一度。
やはりPC版の最高設定がPlayStation 5版を上回っていますが、そこまで顕著な差はありません。

PC版は遠くに見える山の描画がよりクッキリと、かつシャドウの表現も効いていて立体感を感じます。
しかし、静止画だから差がわかりやすいのも事実。実際にプレイしていたら気にならないレベルかもしれません。
ロード時間はほぼ同じ。待ち時間によるストレスは無し
ロード時間はほぼ同じ結果に。
若干PC版が高速なのですが、気になるような差ではありません。

PlayStation 5版は安定したフレームレート。PC版は最適化不足なのか、やや不安定。しかしDLSSがONの場合は安定した動作
PlayStation 5版はフレームレートが安定。
30fpsもしくは60fpsで大きな落ち込みもなく動作しています。

ただし、PlayStation 5版は可変解像度。パフォーマンスモードの場合はフレームレート維持の為に720pまで解像度が低下する場合もあるようです。
また、この動画にはありませんが、多数の敵を相手にする場合や負荷が大きなシーンではフレームレートが大きく低下する場合も。特に30fpsプレイ時にフレームレートが低下すると、明らかに操作にラグを感じるようになります。
PC版はやや不安定で最適化不足の印象。
設定に大きく左右されるので一概に言えないのですが、デフォルトの状態では思ったほどのパフォーマンスが出せていませんでした。

DLSSを有効にするとfpsは向上。
効果は絶大で、重たいシーンでも落ち込みはありますが快適に動作。
プレイするにまったく問題ありません。
ただ、これらはドライバの最適化不足やソフト側の対応もあるので、今後は改善されると思います。
また使用しているDLSSも「2」であるため、これがDLSS「3」になると、さらなるパフォーマンス向上が期待できるはずです。
PC版の要求スペックはかなり高め。高額なゲーミングでないと快適動作は難しい
ちなみにPC版の要求スペックは高めで、1440p/30fpsでプレイする場合でもCore i7-8700K、RTX3070 8GB、メインメモリ24GBなどが要求されます。2160p/60fpsでプレイする場合はさらにスペックが必要なので、それなりに高額なゲーミングPCでないと快適動作は厳しそうです。
推奨動作環境 | 4K推奨動作環境 | |
OS | Windows 10 64bit or Windows 11 64bit | Windows 10 64bit or Windows 11 64bit |
CPU | Intel Core i-7 8700K or AMD Ryzen 5 3600 | Intel Core i-7 12700K or AMD Ryzen 5 5800X |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce RTX3070 8GB or AMD Radeon 6700 XT 12GB | NVIDIA GeForce RTX4080 16GB or AMD Radeon RX 6800 XT 16GB |
メインメモリ | 24GB | 32GB |
画面解像度 | 1440p 30fps | 2160p 60fps |
ストレージ | SSD 150GB | NVMe SSD 150GB |
PlayStation 5版とPC版に大きな違いはなし。ただし、安定した解像度とフレームレートを求めるならPC版。また今後のアップデートやMODでよりPC版有利になるかもしれない
詳細に比較してみましたが、PlayStation 5版とPC版でのグラフィック・パフォーマンスに致命的な差はありません。若干のフレームレート低下や解像度の低下を許容できるなら、PlayStation 5版。
フレームレートも解像度もなるべく安定させてプレイしたいならPC版(DLSSはON)でしょうか。
ただ今後、PC版ソフトの最適化やグラフィックボードのドライバが最適化されると、差は広がる可能性があります。
またMOD導入となるとPCの得意分野。
導入の手間やトラブルは自己責任になりますが、PC版にはそういった楽しみ方もあります。
コストは圧倒的にPlayStation 5版。PC版は要求スペック高めである程度の投資が必要
FORSPOKENをプレイするにあたり、圧倒的にコスパ良きなのはPlayStation 5版。
プレステ5を持っているだけでプレイ可能です。
※4K環境でプレイする場合には対応するディスプレイやテレビが必要ですが
対してPC版は要求スペックが高め。
画質やパフォーマンスを落とせばプレイできるかもしれませんが、せっかくなら高画質で遊びたくなるのがゲーマーの性。4K画質でプレイする場合、CPUにはCore i7-12700K、グラボにはRTX4080、メインメモリ32GB、NVMe SSDを要求されます。
もちろんこれらは推奨スペックなので目安なのですが、4Kプレイの場合はこれに近い構成が必須です。
ゲーミングPCの価格帯で言えば45~60万円クラスでしょうか。
さらに4Kディスプレイやテレビが必要となるので、ゼロからこの環境を構築するのは現実的ではありません。
環境が整っていればPC版がより高画質でハイパフォーマンス。
しかしその差を埋めるのに少なくはない資金が必要なので、個人的にはPlayStation 5版のほうが幸せになれると思います。
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※本記事内の画像はElAnalistaDeBitsのYouTubeアカウント動画よりスクリーンショットを掲載しています。
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