【超ブラック?】NVIDIAさん、DLSS開発のために6年間不眠不休で働かせる

ハードウェア

本ページ、及び本サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
詳細はプライバシーポリシーページをご確認ください。

「NVIDIAがDLSS改良のために、6年間不眠不休で働かせた」という衝撃的な話が最近ネットを駆け巡りました。
これだけ聞くと、「もしもしポリスメン?」と叫びたくなります。
一般的な企業ではブラックどころか完全に闇落ち。労基もドン引きの、労働基準法ガン無視の事案です。

でも安心してください。働き続けたのは社員ではなく、スーパーコンピューターだったんです。

6年間不眠不休でDLSS改良のために働き続けるスーパーコンピューター

「6年間無休」という言葉だけが独り歩きしてしまいましたが、その正体はDLSSの改良のためにAIモデルをトレーニングし続けたスーパーコンピューターのこと。このマシンは、AIを活用して膨大なゲームデータを解析し、より高度な画像補完や処理方法を生み出してきたのです。

名前こそ明らかにされていませんが、エヌビディアの最先端スーパーコンピューターがこの重要な役割を担ったと推測されます。「人間が犠牲になった」わけではないので、まずはひと安心ですね。

画像はNVIDIAの公式サイトより。不眠不休で一生懸命働くロボットのイメージ。

DLSSとは何なのか?

そもそもDLSS(Deep Learning Super Sampling)って何なの?という人のために簡単に説明します。DLSSは、AIを使ってゲームの映像をより美しく、より滑らかにする技術です。これによって、GPUにかかる負荷を抑えながら、高解像度かつ高フレームレートの映像が実現できるようになります。

例えば、「このGPUで本当に4K解像度のゲームなんて動くの?」という疑問を解消してくれるのがDLSSです。この技術の裏には、膨大なAIトレーニングデータと、それを支えるスーパーコンピューターの存在がありました。

DLSSは常に進化を続けており、この記事執筆時点でDLSS 4まで進化しています。

また、Nintendo Switch 2にも採用されると予想されており、少ないマシンパワーで高画質を実現することできる、まさにゲーマー向けのハイテク技術。

AIとスパコンが生み出す技術革新

面白いのは、このAIトレーニングにエヌビディアの社員が直接関わる必要がほとんどない点です。社員はAIモデルの設計やトレーニング結果の確認に集中し、あとはスーパーコンピューターが休む間もなく働いてくれる仕組みです。

このように、人間と機械がうまく役割を分担することで、より効率的に技術革新が進むわけですね。

「DLSSの進化の裏で6年間無休で働いた」という話は、確かにキャッチー。でもその正体は、人間ではなくスーパーコンピューターの努力によるものでした。
エヌビディアがDLSS技術で他社をリードし続けているのは、このような最先端技術の結集によるものです。

AIとスパコンの力で進化する技術は、ゲーマーやクリエイターに多くの恩恵をもたらしています。
不眠不休で働くスーパーコンピューターに感謝しつつ、思いっきりゲームを楽しみましょう。

created by Rinker
ホリ
¥7,980 (2025/2/5 20:32:45時点 Amazon調べ-詳細)

※本記事内の画像はNVIDIA GeForceのYouTubeアカウント動画よりスクリーンショットを掲載しています。

関連記事

特集記事

新着記事

  1. 【Smooth Motionとは?】NVIDIAの新技術がRTX 40シリーズにも適用!DLSS非対応ゲームでも高フレームレートを実現へ

  2. 【超ブラック?】NVIDIAさん、DLSS開発のために6年間不眠不休で働かせる

  3. 【GTA6は30fps?】なぜ次世代ゲームなのに60fpsじゃないの?コンソール版とPC版のフレームレートの違い

  4. TechMuddyで学ぶ、アスキーアートな歴史シリーズ:『本能寺の変』

  5. DeepSeek、機能は凄い。でも、個人情報も ‘深く’ 探られる?

  6. DLSS 4の全貌!RTX 40シリーズユーザーは恩恵を受けられるのか?(30、20シリーズについても併記)

  7. AIが生み出した作品の著作権は誰のもの?最新ガイドラインと実例の紹介

  8. 中国産にんにくと青森産にんにくの違いとは?価格差の理由、安全性、そして適した使い方

  9. Switch2に4Kテレビは必要なのか?画質やパフォーマンス面から色々と考えてみる

  10. 2026年に動きあり?新型デリカD6、PHEV搭載でさらなる進化へ!2.4ガソリン+PHEV+S-AWC搭載で商品力大幅アップ。ディーゼルも併売か

ランキング

  1. 1

    ファイナルファンタジー7リバースのグラフィック設定による違いを比較。設定によりどう違いが出るのか

  2. 2

    ボタンを連打するとポケモンは捕まえやすくなるのか?ポケットモンスター スカーレット・バイオレットで試してみた

  3. 3

    PS5 ProのGPU性能はAMDやNVIDIAの市販GPUでどのレベルなのか?

  4. 4

    ドラゴンボールZ KAKAROTの違いを比較。PS4版とPS5版でグラフィックやパフォーマンスはどこまで違いがでるのか

  5. 5

    DLSSとFSRはどちらが高性能なのか?26タイトルで画質を比較した結果、DLSSが圧勝する

  6. 6

    歴代プレイステーションで発売されてきたグランド・セフト・オートVのグラフィック、フレームレート、ロード時間の比較動画が面白い。同じタイトルでもハードでここまで違いが出るのか

  7. 7

    ポケモンSVの”裏世界”を探検してみよう。壁抜け技を用いて裏世界へ行く方法

  8. 8

    スプラトゥーン3に勝ちやすい時間帯は存在するのか?勝率アップを狙うなら時間帯にもこだわってみよう

  9. 9

    アイコスを吸うのをやめて約3ヶ月。その間に体験した良かったこと・困ったことのまとめ

  10. 10

    NieR:Automata(ニーア オートマタ)のグラフィック比較。PS4とSwitchではどこまでグラフィックに違いがあるのか

新着記事
特集記事
  1. 【Smooth Motionとは?】NVIDIAの新技術がRTX 40シリーズにも適用!DLSS非対応ゲームでも高フレームレートを実現へ

  2. 【超ブラック?】NVIDIAさん、DLSS開発のために6年間不眠不休で働かせる

  3. 【GTA6は30fps?】なぜ次世代ゲームなのに60fpsじゃないの?コンソール版とPC版のフレームレートの違い

  1. 【Smooth Motionとは?】NVIDIAの新技術がRTX 40シリーズにも適用!DLSS非対応ゲームでも高フレームレートを実現へ

  2. 【超ブラック?】NVIDIAさん、DLSS開発のために6年間不眠不休で働かせる

  3. 【GTA6は30fps?】なぜ次世代ゲームなのに60fpsじゃないの?コンソール版とPC版のフレームレートの違い

TOP
CLOSE