まずは接続テストで今の速度と通信品質を確認してみよう
まずは接続テスト機能を使って、現状の速度と品質を把握してみましょう。
Switchには接続テスト機能があるので、そこから自分の回線状況を確認することができます。
おおむねダウンロードで30Mbps~、アップロードで10Mbps以上出ていれば問題なくプレイ可能です。
もちろん数値が大きいほど快適度は上がります。
ダウンロード速度 | 快適度 |
---|---|
100Mbps ~ | 非常に快適 |
30Mbps ~ | 快適 |
20Mbps ~ | 普通~やや遅い |
それ以下 | 遅い |
アップロード速度 | 快適度 |
---|---|
20Mbps ~ | 非常に快適 |
10Mbps ~ | 快適 |
7Mbps ~ | 普通~やや遅い |
それ以下 | 遅い |
また、NATタイプがB以上が快適にプレイできる環境です。
AやBであれば問題ありませんが、CまたはDなど他の表示がされた場合はインターネット経由での対戦や同時プレイに最適な環境ではありません。
改善策が任天堂サポートページで公開されていますのでご確認ください。
自分で出来る通信環境の改善とエラー回避方法
[対策その1] 無線接続から有線接続へ変更する
無線よりも有線接続のほうが速度・品質共に安定します。
詳しい接続方法は任天堂のサポートページで公開されていますので、詳細については下記をご確認ください。
また、有機ELモデルではないSwitch[HAC-001]付属のドックを使用する場合、別売りの有線LANアダプターが必要です。任天堂ライセンス商品が推奨されていますが、その他の有線LANアダプターでも動作確認が取れていればOKです。
[対策その2] 無線しか選択肢がない場合、電波干渉に気をつける
様々な事情で有線接続はできず、無線接続のみの場合もあると思います。
その場合、できるだけ無線アクセスポイントとの距離(2~3m)を保ち、かつ電子レンジ・コードレスタイプの電話機・その他電波を発する機器から離れるようにすると、電波干渉を抑えることができます。
できれば電子レンジなどの機器はOFFにしておくと、さらに電波干渉の影響を受けにくくなります。
[対策その3] 無線の周波数を2.4GHzから5GHzに変更してみる
無線の周波数を2.4HGz帯にしている場合、5GHzに変更することで通信が安定する場合があります。
2.4GHzは比較的遠くに飛びやすい電波なのですが、電子レンジなど他の家電からの影響を受けやすく、また普及している帯域なのでお隣さんの無線と混線する可能性もあります。
5GHzは少し距離が短くなりますが通信強度も速度も安定しており、かつ他の家電や電波帯域とも干渉しにくいので通信を安定化することができます。
任天堂サポートページでも案内がありますので、ぜひご確認ください。
[対策その4] 一時的にDNS設定を変更する
DNSの設定を変更することにより、通信の安定化を図れる場合があります。
なお、この設定で改善がみられた場合、契約のプロバイダー側に問題が発生している可能性もあります。
また設定変更前の値は必ずメモして、いつでも元に戻せるようにしてください。
あくまで一時的な措置としてお試しください。
こちらについても任天堂サポートページで詳しく説明されています。
[対策その5] Switchの空き容量(ストレージ)が圧迫されていないか確認する
Switchの空き容量が極端に少ない場合、サーバーとのデータ送受信に悪影響を与える場合があります。
あまり無いことですが、念のために不要なソフトやデータを削除し空き容量を確保してください。
また空き容量が少ない場合、ソフトのアップデートが行えない場合もあります。
容量を削減できない場合は別売りのSDカードなどを購入して、そちらにデータを移しましょう。
[対策その6] ルーターのファームウェアを更新する
家庭のルーターに問題がある場合もあります。
例えば長年使っているルーターであれば、ファームウェアのアップデートがあるかもしれません。
ファームウェアをアップデートすると通信速度が改善されたり、安定する場合があります。
お使いのメーカーと品番を確認し、ファームウェアもアップデートしてみましょう。
代表的なメーカーのサポートページ
BUFFALO
Wi-Fiルーター・Wi-Fi中継機を最新のファームウェアに更新する方法
NEC
ファームウェアを最新バージョンに更新したい
ELECOM
ファームウェアの更新方法(型番選択)
アイ・オー・データ
ファームウェアの確認方法と更新手順
[対策その7] 古いルーターの場合、新しいルーターへ買い替えてみる
古いルーターを使っている場合、新しいルーターに買い替えるのも1つの手です。
新しい通信規格も使えるようになり、また通信の品質も安定します。
Switchは「IEEE 802.11 a/b/g/n/ac準拠」なので、近年のルーターであれば、ほぼ全てのルーターが対応しています。
またルーター内部の処理能力(CPU・メモリなど)も向上しているので、複数機器を同時接続しても速度低下はしますが緩やかです。
[対策その8] プロバイダーや契約内容を変更してみる
例えば通信速度がベストエフォートで100Mbpsなどの低速回線の場合、どうしても通信が安定しない傾向にあります。
あくまで理想的な条件で100Mbpsなので、実際はそこまで速度が出ません。
できれば1Gbpsやそれ以上の速度を提供しているプロバイダーと契約してみましょう。
回線が大きくなればその分速度も安定します。
また家族がYouTubeやNetflix、スマホを無線で繋いでも回線が圧迫されることが少なく、快適にゲームをプレイすることが可能です。
[対策その9] 時間帯を変更してみる
マンションなどの集合住宅の場合、ネットワークの回線を共有している場合があります。
夕方から夜にかけては回線が混雑気味になるので、空いている時間帯を狙ってプレイするのもありです。
根本的な解決方法ではありませんが、試す価値はあります。
なお集合住宅の共用ルーターの場合、ファイアーウォールやその他の設定で通信が制限されている場合もあります。
その際は管理会社へ問い合わせてみてください。
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