『メトロイドプライム リマスタード』のグラフィック進化を辿る。最新ハードでリマスターされる本作のグラフィックはどこまで進化しているのか?GAMECUBE、Wii、Switchによるハード別比較

ハードウェア

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メトロイドプライムがゲームキューブで発売されたのが2003年2月。
当時としてはまだ「FPS(一人称視点)」のゲームも今ほど多くなく、メトロイドシリーズがFPSで発売されたのに驚いた記憶があります。
それから2009年にWiiに移植されリリース。
そして2023年、Nintendo Switchにリマスターとしてリリースされました。

Switchのスペックは現行の他社ハードと比較すると高性能とは言えないものの、過去ハードに比べれば高性能。
そんなSwitchでリリースされたメトロイドプライムのグラフィック比較動画が、YouTubeにアップされているのでご紹介。
比較動画でお馴染みの「ElAnalistaDeBits」が公開してくれています。

歴代ハードのグラフィック進化と比較。初代ハードのゲームキューブ、移植作のWiiと比べると、Switchは大幅なクオリティアップを実現している

当時でも十分なクオリティと思っていたメトロイドプライムの映像ですが、あらためて見るとやや粗く物足りない印象。
それもそのはずで、ゲームキューブとWiiは480pで表示されています。
Switchでは900p(TVモード)での表示となり、携帯モードでも612pと当時のハードを上回っています。

見比べると明らかにSwitchが高品質。解像度だけではなくオブジェクトも追加されている

ライティングやテクスチャの違いも顕著。まるで別ステージのように

ライティングもSwitchでは美しく進化しています。

一見するとまるで別ステージ。ハードが違うだけで表現はここまで進化する

WiiとSwitchではまるで別のステージかのような差。
自然な光の入り方で、奥行きすら感じます。

Switchでは光り方、光の広がり方などが自然。また解像度も大幅にアップしている

テクスチャも旧ハードに比べ大幅に進化。
表現できる幅が広がったことにより、メトロイドの世界をより魅力的に演出しています。

旧作のテクスチャをそのまま使うことはなく、Switch用にリファインされている。この細かさもゲームクオリティアップに貢献している
暗くて見づらいシーンでもSwitchではクリアに
GAMECUBEとWiiでは大差はないが、Switchは明らかにハイクオリティ

カットシーンのモデリングも高品質に。名場面が最新ハードで美しく甦る

アニメーションやカットシーンなど、「魅せる」シーンも美しく再現されています。

後ろ姿のサムス。陰影やディテールなど、最新ハードに相応しいグラフィックだ
同シーンのGAMECUBEとSwitchの比較。やはり旧ハードではグラフィックの粗が目立つ
WiiとSwitchの比較。解像度・テクスチャ・ライティングなど全ての面でSwitchが勝っている

現代の他ハードと比較すると非力は否めないSwitch。
とはいえ、ここまでのグラフィック品質であれば十分です。
旧作をプレイしたことのある方なら感慨深いシーンもあるのではないでしょうか。

フレームレートはTVモード・携帯モード共に60fps

フレームレートはもちろん60fps。
一人称視点のゲームといった特性上、ハイフレームレートは必須ですね。
動きも滑らかで、プレイのしやすさが全然違います。

フレームレートは60fps。TVモードでも携帯モードでも変わらない
戦闘中やエフェクトが多いシーンでもフレームレートは安定している

通常、多くの敵やエフェクトがかかるシーンではフレームレートが低下しやすい傾向にあります。
しかしリマスタードではその傾向もなく、快適にプレイできています。

本作においてフレームレート低下は、ほぼ無しと思っていい

もはやリメイクといっても過言ではない。丁寧にリマスターされたプライムシリーズの最高傑作

過去ハード作と見比べていただくと一目瞭然ですが、リマスター版は圧倒的なクオリティアップを遂げています。
ここまでくると、もはやリマスターというよりフルリメイク。
Switchの性能をフルに活かし、往年の名作が美しく甦っています。

せっかくなので1作目だけではなく、2作目・3作目のリマスターにも期待したいですね。

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※本記事内の画像はElAnalistaDeBitsのYouTubeアカウント動画よりスクリーンショットを掲載しています。

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