Nintendo Switch2が正式に発表され、そのスペックを見ると「Switchもここまで来たか!」と感動する内容ばかりです。ターゲット層を考えても、十分すぎるスペックじゃないでしょうか。
中でも「4K解像度出力対応」「DLSSによるアップスケーリング」「レイトレーシング」のサポートは嬉しいポイントですね。
が、ここで疑問が。
「Switch2を買うなら、4Kテレビは必要なの?」という声。
確かに、Switch2だけでも性能は十分に魅力的ですが、4Kテレビとの組み合わせで初めて実感できるゲーム体験があるのです。
本記事では、Switch2と4Kテレビの相性や、そもその必要?といった点、4K接続でどれほど体感が異なるのかを考えてみたいと思います。
特に「最高の映像でプレイしたい」「対戦で有利になりたい」という方は必見です。
Switch2の4K対応はどれくらいスゴいの?
DLSSとレイトレーシングが次世代を感じさせる
Switch2には、NVIDIAの「DLSS(Deep Learning Super Sampling)」技術が搭載されています。この技術はAIによって低解像度の画像を高解像度に変換するもので、簡単に説明すると、擬似的な4K解像度を実現できる技術。
従来の単純なアップスケーリングとは一線を画す、よりシャープで鮮明、滑らかな4K映像が楽しめます。
いくら新型のSwitch2とはいえ、ネイティブ4Kは性能的にも困難。
DLSSという技術の力で、擬似的な4K描写を可能としています。
ただ、擬似的とはいえ、その品質は一級品。ネイティブな4K画質と遜色ないレベルです。
さらにレイトレーシング対応で、光の反射や影の描写が驚くほどリアル。たとえば「ゼルダの伝説」では、木漏れ日が地面に落ちる様子や、水面に映る空の色合いが、これまでにないレベルで自然に表現されます。
DLSSとレイトレーシングによる効果の具体例
- ゼルダの伝説:洞窟内でのランタンの灯りが岩肌に反射し、リアルな光と影を描写。
- マリオカート:夜のコースや濡れた路面などで、ヘッドライトが路面に映り込む臨場感が増加。
- スプラトゥーン:インクの濡れた表面に光が反射してリアルさが増し、色彩が一段と鮮やかに。
4KテレビでSwitch2をつなぐとどうなる?
Switch2は4Kテレビに接続することで、その性能をフルに発揮できるはずです。特に有機ELの4Kテレビであれば、より顕著に違いがわかるはず。個人的にも有機EL 4Kを使っていますが、発色が綺麗すぎてヤバい…!
広大なフィールドが圧倒的に美しく
ゼルダの広大なフィールドやマリオカートのカラフルなコースが、4Kテレビの大画面で一段と映えます。
遠くの山々や空のグラデーション、細かい草の揺れまでがくっきり描写され、ゲームの世界に入り込む感覚が味わえます。
何と言うか、奥行き感がすごく、「ゲームの世界への窓が開いた」感じでしょうか。
ゼルダの伝説では朝日が昇る様子や雨粒が草を濡らすディテールに、マリオカートではコースの背景や細部がより鮮明に見え、レースの迫力が増すのは間違いないです。
小さなディテールも見逃しにくくなるメリットも
例えばスプラトゥーンでは、遠くのインク跡や敵の動きがより明確に見えるため、立ち回りが有利になる可能性も。フォートナイトでは、草むらに潜む敵を見つけやすくなるなど、競技性の高いゲームでのメリットも大きいです。
4Kテレビはオンライン対戦で有利になる?
不利になることはない。極端に違いは出ないが、見やすさが勝敗を分ける!
対戦ゲームにおいて、4Kテレビの高解像度がどれほど影響を与えるのか、気になるところですよね。
メーカーや価格帯によっても4Kテレビの性能が異なるので一般論になりますが、「スプラトゥーン3」や「スマブラ」での具体例を挙げてみましょう。
- スプラトゥーン3:敵が残したインクの色や、遠距離の動きを素早く確認できる。これにより、敵の動きを先読みしたり、味方への指示が的確に出せるように。
- スマブラ:細かいキャラクターのモーションやアイテムの位置が把握しやすくなるため、素早いアクションが可能に。
- フォートナイト:建物の隙間に隠れた敵の動きや、遠方のオブジェクトを簡単に見つけられる。
遅延は大丈夫?
「4Kテレビだと遅延が気になる」という心配もありますが、最近の4Kテレビは「ゲームモード」を搭載しており、映像処理を最適化することで遅延を最小限に抑えています。これにより、操作と画面表示のタイムラグをほとんど感じない環境でプレイできます。
が、これも価格帯によるので、あくまで参考程度に。
激安品にはこの機能が搭載されていない場合もあるので、購入前に要確認ですね。
Switch2と4Kテレビ、持っておきたい理由
「とにかくきれいな画面で遊びたい」という方にはマストアイテム
Switch2のDLSS対応と4Kテレビの高画質が組み合わさることで、「ここまでキレイな映像でSwitchを楽しめるなんて!」と感動すること間違いなしです。
ゼルダの伝説のような風景も楽しむゲームだけでなく、アクションゲームやパズルゲームでも映像の美しさがプレイの満足感を向上させてくれます。
対戦にも有利。「勝ちたい!」という気持ちにも応える
オンライン対戦での細かいディテールの見やすさや、ゲーム画面全体の把握のしやすさは、勝敗に直結する重要な要素。4Kテレビは密度が高い分、索敵や状況把握に有利なのは間違いないです。
ただ、極端に有利になるのか?というと微妙なライン。
特に動きの激しいスプラトゥーンなどでは、DLSSなどのアップスケーリングが僅かなラグとなる可能性も否定できないです。普通にプレイする分には問題ないですが。
Switch2に4Kテレビは「必要」なのか?
以下のメリットを求めている方にとっては、4Kテレビを使うと幸せになれそうです。
- 映像の美しさを求めている:光と影、細かなディテールが驚くほどリアルに。
- 対戦で有利になる可能性:高解像度の恩恵による、敵の動きや遠方の描写、アイテム、状況を迅速に把握。
- 没入感がアップ:まるで自分がゲームの中にいるような感覚。
Switch2はそれ自体でも優れており、一般的なフルHDテレビでも全然問題ないです。
がしかし、4Kテレビとの組み合わせで真の実力を発揮。次世代のゲーム世界を体験したいなら、Switch2と4Kテレビは最強のペアです。「Switch2キレイ!やべー!」を体験したい方は、4Kテレビを検討する価値ありです。
なお筆者も個人的に利用しているLGの有機EL 4Kテレビはコスパ抜群。
HDMI2.1対応、VRR(可変リフレッシュレート)対応、リフレッシュレート120Hz、NVIDIA G-SYNC対応、AMD FreeSync対応、さらに音響面ではDolby Atmos対応と、まさにゲームに理想的なテレビ。PS5などのゲーム機の性能も100%引き出すことが可能です。
さらにお値段も10万円程と良コスパなので、選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
すこしリモコンの耐久性が低いのが難点ですが…。
※本記事内の画像はバトルフィールドのYouTubeアカウント、Nintendo 公式チャンネルのYouTubeアカウント、NVIDIA GeForceのYouTubeアカウント動画よりスクリーンショットを掲載しています。