新型Nintendo Switchに搭載と噂される「NVIDIA Tegra239」って何?性能や機能など、もしSwitchに搭載されたらどうなのかを予想

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Nintendoの次世代Switchに搭載されると噂されている「NVIDIA Tegra239」は、従来のSwitchからどれだけ性能が向上するのか?
あくまでSwitchはキッズ層向けのゲーム機であり、性能を語るものではありません。
が、やはり新しいデバイスの性能って気になるものです。

今回はTegra239の技術仕様やPS4、XBOXとの性能比較、そしてドックモードと携帯モードでの違いについて、最新の噂やリーク情報を元に考えていきたいと思います。

画像はイメージ。もし新型Switchに「NVIDIA Tegra239」が搭載されると、従来と比較して飛躍的に性能が向上する

まずはTegra239の仕様や特徴から

NVIDIA Tegra239はAmpereアーキテクチャを採用し、8つのARM Cortex-A78Cコアと2048個のCUDAコアを備えるSoCです。
この性能により最大で4TFLOPsの処理能力を発揮するとされ、現行Switchに搭載されているTegra X1(0.4TFLOPs)に比べて約10倍のパフォーマンス向上が見込まれます。
さらに、次世代のLPDDR5メモリをサポートし、最大200GB/sのメモリ帯域幅により、データ処理が高速化し、ロード時間の短縮も期待されます。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド/ティアーズ オブ ザ キングダム』などに代表されるオープンワールドゲームでは、ややロード時間の長さが気になったのも事実。
ストレージの仕様がどうなるのか不明ですが、従来のSwitchよりロード時間が短縮されるのは間違いなさそうです。

画像はイメージ。現在のSwitchに搭載されている「Tegra X1」と比較すると、約10倍ものパワーを発揮する「Tegra239」

気になる他のゲーム機との差は?PS4やXBOXとの性能比較

Tegra239の性能はPlayStation4やXbox Oneと同等以上とされています。
PS4のGPUは約1.84TFLOPs、PS4 Proは約4.2TFLOPsの性能を持つため、Tegra239の4TFLOPsはPS4とPS4 Proの中間程度の性能となります。
ただし、Tegra239にはDLSS(ディープラーニングスーパーサンプリング)やRT(レイトレーシング)といった最新技術が搭載されるため、特にグラフィックの質においてはPS4 Proに匹敵するか、それ以上のパフォーマンスが期待できます。

また、Xbox Series S(4TFLOPs)ともほぼ同等の性能を持つとされていますが、Switchは携帯機という側面もあるためバッテリーや省電力性能に関しては調整が入ると思います。
なので、そのままフルパワー開放!というわけにはいかないでしょう。

画像はイメージ。PS4 Proと同等の性能とはいえ、最新の技術に対応しているため、現代的なグラフィックを提供してくれる。

PCで例えるなら、どのクラスのグラフィックボードなのか?

Tegra239のGPU性能は、GeForce RTX 2050に近いとされています。
このRTX 2050はAmpereアーキテクチャを採用しており、モバイル用のエントリーレベルのGPUとして設計されています。
モバイル用のエントリーモデルとはいえ、ゲーム機に転用するのであればリソースをほぼ独占できます。
(PCで使う場合はOSやシステムなどにパワーを食われる)
もちろん専用チューニングが入るので細かな予測は難しいのですが、DLSSやレイトレーシングにも対応し、Tegra239も同様の技術を持つため、携帯ゲーム機としては非常に高性能なグラフィックスが期待できます。

画像はNVIDIAからキャプチャ。「Tegra239」はGeForce RTX 2050 laptopに近い性能とされている。

ドックモードと携帯モードでパフォーマンスの違いはあるのか?

新型Switchも従来と同様、ドックモードと携帯モードで異なる動作をすることが予想されます。
ドックモードでは4K解像度でのゲームプレイが可能になると予測されていますが、ネイティブ4KではなくDLSSによるアップスケーリング。
これに対し、携帯モードではバッテリーの消耗を抑えるために、フレームレートや解像度が制限される可能性があります。
が、こちらもDLSSの技術によって、高品質な映像体験が維持されるでしょう。

バッテリー消費とパフォーマンスの調整

新型Switchはバッテリー寿命を重視するため、Tegra239のフルパワーを常に発揮させるのではなく、必要に応じてクロック速度を調整することで消費電力を管理すると予想されます。
特に携帯モードではクロック速度を下げ、効率的に電力を消費する設定になると思われます。
それでもAmpereアーキテクチャが提供する性能と電力管理機能により、美しいグラフィックを提供しながらバッテリーの持ちも従来のSwitchより良くなるんじゃないでしょうか。

あくまで噂なので、こんな話もあるのか…程度に捉えて欲しい

新型Nintendo Switchに搭載されると噂されている「NVIDIA Tegra239」は、現行のSwitchに比べて大幅な性能向上を実現し、まさに次世代機に相応しい体験を提供してくれると思います。
PS4やXbox Series Sと同等、もしくはそれ以上の処理能力を持ちながら、DLSSやレイトレーシングのサポートにより、今風のリアルで美しいグラフィック。
もちろんグラフィックだけではなく、Switchの特徴であるギミックや遊び心にも期待ですね。

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※本記事内の画像は任天堂公式ページ、及びNVIDIA公式ページよりスクリーンショットとYouTube動画を掲載しています。

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