趣味としてPC自作やカスタマイズする人は世の中に多く存在しますが、まさかグラフィックボードを魔改造してVRAMを増設する人はごく僅かじゃないでしょうか。
一般的にグラフィックボードのVRAMって増設できるものではなく、設計・製造時に決められた容量からユーザーは変更することはできません。
だからこそ製品名にVRAM容量が記載されていたり、スペックの一部としてVRAM容量も考慮して購入したりします。
ところが、YouTuberのPaulo Gomes氏がグラフィックボードのVRAM増設の魔改造に成功。
PC側も正常に認識し、ゲームパフォーマンスも向上したと報告しています。
Paulo Gomes氏が改造したのはMSIのGeForce RTX3070 8GBモデル。
こちらのVRAMを16GBへ改造します。
ベンチマークとして走らせているのは『バイオハザード RE:4』。
最初の村に到達するシーンですが、すでにVRAMはほぼ8Gを使用。
FPSも問題なく出ていますが、シーンによっては大きく低下するようです。
そこで一旦、グラフィックボードを取り外しVRAM増設の準備に取り掛かります。
手際良く作業を進め、VRAM増設作業を進めていくPaulo Gomes氏。
慣れているのか迷いを感じさせません。
作業後、一旦起動しOS側に16GBで認識されるか確認。
しかしGPU-Zで確認したところ、8192MB(8GB)のまま。
どうやら単純にVRAMを増設するだけでは認識されず、抵抗も変更してあげる必要があるようです。
抵抗変更作業後、再度PCを起動してGPU-Zで確認。
きちんと16384MB(16GB)で認識されており、これで変態魔改造RTX3070 16GBの完成です。
さっそく『バイオハザード RE:4』を起動。
8GBと比較して、VRAM使用量も多くフレームレートも安定しているようです。
増設前は同じ序盤の村のシーンで8GBをフルに使っていましたが、16GBに増設後は約11GB使用。
ゲーム側もこれだけVRAMを確保できれば、安定した表示が可能のようです。
動画の終盤(13:05秒辺り)では増設前・増設後の比較シーンも。
VRAMを増設しただけでこんなに違うとは驚きです。
ヘビー級ゲームやレイトレーシング対応ゲームはVRAMを大量に消費する傾向にあるので、予算が許せばできる限り多くのVRAMを搭載したモデルを選びたいですね。
※本記事内の画像はPaulo GomesのYouTubeアカウント動画よりスクリーンショットを掲載しています。
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