キャンピングカーやキャンピングトレーラーなど、”キャンピング”と名の付くものに欠かせないのがトイレ。
車の中にトイレがあるってとても便利で、例えば渋滞に巻き込まれてもトイレ問題は解決できるし、小さな子どもがいる家庭には大助かりです。次のコンビニやパーキングまで我慢して!って言って我慢できるのは大人だけで、子どもはそうもいきません。
何なら大人だってギリギリ限界MAXなら、ブチ撒けてしまうかもしれません。
またキャンピング用途だけではなく在宅介護や介護施設、医療施設、災害・緊急時にも。
様々なシーンで活躍できるポータブルトイレって、実はとても便利なんです。
そんなポータブルトイレですが、家庭用と遜色のない本格的なものから簡易的なものまで、様々なタイプが販売されています。
実は当サイトでもポータブルトイレを取材&移動用の車に乗せており、緊急時やトイレのない場所で使ったりしています。山奥やトイレがあっても使えない(破損・混雑・汚れ)場所に行ったりもするので、何かと重宝してます。
編集部で使用しているポータブルトイレ本体とトイレシート
※トイレシートを使うなら安い本体でも十分。編集部ではポルタポッティ(非電動の旧型)を使っている。
下記のような必要最低限のポータブルトイレ本体でも、トイレシートで運用するなら快適に利用できる。
そもそもポータブルトイレってどうやって使うの?
モノやタイプにより異なるのですが、基本的には消臭液などの薬液+水をタンクの中に入れ、そこに用を足す感じです。
タンク内の薬液と糞尿が反応し、臭いや菌の繁殖を防ぎ清潔を保つ構造になっています。
もちろん1回使うごとに薬液を入れるのではなく、何度か用を足すことはできます。
また短期間であれば強い臭いが発生することもなく、1泊2日程度であればトイレ臭に悩まされることなく利用可能です(それでもやはり臭うな…とは感じる時はありますが)
しかしその後の処理は少し面倒。
タンク部分を切り離し、家庭のトイレやダンプステーション(RVパークなどにある汚物処理設備)に流します。
流したあとはタンク部分を洗浄し乾燥させ、次回に備えます。
汚物処理は慣れれば問題ないのですが、抵抗がある方もいるでしょう。
タンクは洗浄→乾燥までやるとそれなりに大変ですし、面倒です。
上位のトイレになると汚物をラップで包んでくれるタイプもあります。
臭いもせず、溜まってきたら包まれたラップごと捨てるだけ。
ラップで包んでくれるタイプは「小」「大」、どちらも衛生的に手早く、臭いなく処理したい方にはオススメです。
また「マリン式トイレ」といわれるタイプではブラックタンクなるトイレ汚水タンクがあり、それに車外からホースを接続するだけで処理できたりもします。自分で汚物を処理する必要がなく、また見ることもありません。
ただこれは据え置きタイプになるので、ポータブルとは少し違ってきます。
コスパ最強で楽チンなのはポータブルトイレ本体とトイレシートの組み合わせ。簡単で便利、衛生的で臭いの発生も少なくコストも安い。
できるだけ費用を安く、かつトイレ清掃や汚物を処理したくない、衛生的で臭いも少なくありたい。
そんな方にオススメなのが、ポータブルトイレとトイレシートの組み合わせ。
おそらく現段階で考えられる限り、一番コストが安く、衛生的で、メンテナンス性に優れているのではないでしょうか。編集部内でもトイレ購入時に色々と調査し、業者も交えて検討しましたが、ベストな選択だと思っています。
トイレシート自体のランニングコストは、薬液と比べるとやや高め。
しかし衛生的で汚物処理の簡単さを考えると、十分にメリットがあると思います。
また、1シートで吸収量1000mlなので複数回の使用に耐えます。
成人男性でいうと、5回前後でしょうか。
1シートでここまで使えるのは、かなりコスパ良きです。
実際にずっとトイレシートを使っていますが、トイレのタンク内を清掃したことはなし。
この記事を書いていて、それもちょっとどうか…なんて思いましたが、本当に清掃したことはないです。(今度軽く除菌シートで拭いておこう)
トイレシート自体は医療・介護施設などで使われる品物なので、吸水性も高く臭いも抑えられる加工がされています。
シート下に尿が漏れた、なんてことは一度もありません。
使用後は丸めてポイッ!包むので汚物も見えず臭いもなし。簡単に捨てることができる
使用後や交換するときは丸めるだけ。
オムツのように処理テープが付いているので、簡単に丸めることができます。
自治体や条例によりますが、ほとんどの場合は可燃ゴミとして捨てることが可能。
オムツと同じ感覚で扱えます。
次のシートをセットするのも簡単。広げて置くだけ。
タンク内の洗浄を行う必要もありません。
新品をセットしたままにしておけば、次回の使用時に便利。
すぐにサッと使うことができますね。
手軽さでも薬液タイプを上回ります。
薬液タイプって正直トイレの使用を躊躇するというか、後処理のことを考えると二の足を踏んでしまいます。
キャンピングカーにトイレを設置しているけど使わないって人も多く、理由はやはり後処理と臭い問題のようです。
トイレシートであればタンクを汚すこともなく臭いの発生も僅か。
後処理を躊躇することもないので、気軽にトイレが使えます。
介護の現場や災害・避難・防災などの緊急時にも使える。ポータブルトイレとトイレシートの組み合わせはガチでオススメ
キャンピングカー用途としてだけではなく、医療・介護施設や自宅介護、災害や防災など緊急時にも。
ポータブルトイレとトイレシートの組み合わせは本当にオススメしたい組み合わせです。
介護現場などでもタンク内清掃の手間が省けるので、業務効率化にもいいんじゃないでしょうか。
臭いも少なく後処理も簡単。衛生的でタンク内を洗浄する必要もなく、気軽に使えてコスパ良し。
ここまで良条件を満たしているポータブルトイレって多分存在しません。(高級機種を除く)
できるだけ安く衛生的なポータブルトイレの運用をお考えの場合は、一度この組み合わせを検討してみてください。
あら、これいいじゃん!ってなりますよ!
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