ニュースサイトの記事を抜粋して翻訳してみた

海外のニュースサイトの一部を抜粋して翻訳してみました。
やはりニュースサイトといえばプロのライターの方が書いた記事。
TechMuddyのポンコツ駄文とは比較にならない程しっかりしていると思います。
そんなバリバリネイティブでプロフェッショナルな文章でも自然に翻訳してくれるのでしょうか。

翻訳する文章

The city of Santa Monica, California, mistakenly posted a photo of a Russian fighter jet while promoting the U.S. Air Force flyover at Super Bowl LVI.
“Just before 3:30 P.M., the @usairforce will flyover #SantaMonica and #Malibu in preparation for the National Anthem performance for #Superbowl at SoFi Stadium,” the city’s official Twitter account posted along with a photo of a Russian MiG fighter jet.
The tweet was immediately criticized by Twitter users who pointed out the error.
“Ummmm. That’s a Russian built MiG29,” one Twitter user wrote.

FOXNEWSより記事の一部を引用。引用記事:California town mixes up Russian fighter jet and USAF jet to promote Super Bowl flyover

この文章を両ツールで翻訳します。
もちろん、いい感じの日本語に訳してくれたほうが勝ちです。

翻訳結果

Google翻訳

カリフォルニア州サンタモニカ市は、スーパーボウルLVIで米空軍のフライオーバーを宣伝しているときに、ロシアの戦闘機の写真を誤って投稿しました。

「午後3時30分直前に、@ usairforceはSoFiスタジアムでの#Superbowlの国歌公演に備えて、#SantaMonicaと#Malibuを飛行します」と市の公式Twitterアカウントは、ロシアのMiG戦闘機の写真とともに投稿しました。

ツイートは、エラーを指摘したTwitterユーザーからすぐに批判されました。
「うーん。それはロシア製のMiG29だ」とあるTwitterユーザーは書いている。

DeepL翻訳

カリフォルニア州サンタモニカ市は、スーパーボウルLVIでの米空軍のフライオーバーを宣伝する際に、誤ってロシアの戦闘機の写真を投稿した。

“Just before 3:30 P.M., the @usairforce will flyover #SantaMonica and #Malibu in preparation for the National Anthem performance for #Superbowl at SoFi Stadium,” 市の公式ツイッターアカウントは、ロシアのミグ戦闘機の写真とともに投稿しました。

このツイートはすぐにツイッターユーザーから誤りを指摘され、批判を浴びました。
“うーん。あれはロシア製のMiG29だ」と、あるツイッターユーザーは書き込んだ。

今回はどちらも精度が高い感じ。
自然な翻訳でスッと読むことができます。

両者とても良い翻訳で甲乙つけがたいのですが、DeepL翻訳では一部翻訳されていない箇所も。
これはTwitterの投稿箇所とDeepL翻訳のシステムが判断したっぽく、あえて翻訳していないようです。
Google翻訳はここもしっかり翻訳されているので、全体を通して意味が伝わってきますね。

最後の2行に注目していただきたいのですが、

[Google翻訳]
ツイートは、エラーを指摘したTwitterユーザーからすぐに批判されました。
「うーん。それはロシア製のMiG29だ」とあるTwitterユーザーは書いている。

[DeepL翻訳]
このツイートはすぐにツイッターユーザーから誤りを指摘され、批判を浴びました。
“うーん。あれはロシア製のMiG29だ」と、あるツイッターユーザーは書き込んだ。

ここだけ見るとDeepL翻訳のほうが自然な日本語に感じます。
特に句読点の箇所や文頭に「この」を付けたり、「批判を浴びる」などの日本語独特の言い回しを再現できているのは高得点なのではないでしょうか。

しかしGoogle翻訳もTwitter部分も翻訳してくれていたり、そこまで不自然な日本語ではないことも考慮すると、この勝負は引き分けですね。

物語の一部を翻訳し、自然な読み物として翻訳されるか試してみた

最後は読み物翻訳対決です。
いわゆる絵本や童話の一部を翻訳し、より自然に変換してくれるのはどちらか。
単純な翻訳って意味が分かればいい部分もありますが、物語だと細かい言い回しやセリフから背景を読み取ります。
その部分が上手に表現できているのは、はたしてどちらか。

翻訳する文章

CHAPTER I. The birth of the Prince and the Pauper.

In the ancient city of London, on a certain autumn day in the second quarter of the sixteenth century, a boy was born to a poor family of the name of Canty, who did not want him. On the same day another English child was born to a rich family of the name of Tudor, who did want him. All England wanted him too. England had so longed for him, and hoped for him, and prayed God for him, that, now that he was really come, the people went nearly mad for joy. Mere acquaintances hugged and kissed each other and cried. Everybody took a holiday, and high and low, rich and poor, feasted and danced and sang, and got very mellow; and they kept this up for days and nights together. By day, London was a sight to see, with gay banners waving from every balcony and housetop, and splendid pageants marching along. By night, it was again a sight to see, with its great bonfires at every corner, and its troops of revellers making merry around them. There was no talk in all England but of the new baby, Edward Tudor, Prince of Wales, who lay lapped in silks and satins, unconscious of all this fuss, and not knowing that great lords and ladies were tending him and watching over him–and not caring, either. But there was no talk about the other baby, Tom Canty, lapped in his poor rags, except among the family of paupers whom he had just come to trouble with his presence.

Project Gutenbergより引用。引用元:The Prince and the Pauper by Mark Twain

マーク・トウェイン作、王様と乞食(The Prince and The Pauper)より、一部抜粋。
物語の冒頭を訳してもらいましょう。
これは後に出会う、エドワード・テューダーとトム・キャンティの生誕のシーンです。

翻訳結果

Google翻訳

第1章王子と乞食の誕生。

ロンドンの古代都市で、2番目のある秋の日に
16世紀の四分の一、男の子は貧しい家族に生まれました
彼を望まなかったカンティの名前。同じ日に別の英語
子供はチューダーという名前の裕福な家族に生まれました。彼は彼を望んでいました。
全英も彼を望んでいました。イギリスは彼をとても待ち望んでいた、そして望んだ
彼のために、そして彼のために神に祈った、それは彼が本当に来た今、
人々は喜びのためにほとんど怒っていました。ただの知人が抱き合ってキスした
お互いに泣きました。誰もが休暇を取り、高低、金持ち
そして貧しく、ごちそうを食べ、踊り、歌い、そしてとてもまろやかになりました。そして彼らは
昼も夜も一緒にこれを維持しました。日中、ロンドンは光景でした
見るために、すべてのバルコニーと屋上から**のバナーが振られて、そして
素晴らしいページェントが一緒に行進します。夜になるとまた光景になりました
見るために、隅々に大きな焚き火があり、その軍隊は
彼らの周りで陽気になっている飲み騒ぐ人。全英での話はありませんでした
しかし、生まれたばかりの赤ちゃん、プリンス・オブ・ウェールズのエドワード・チューダーは、
シルクとサテン、このすべての騒ぎを意識せず、それを知らない
偉大な領主と女性が彼の世話をし、彼を見守っていましたが、そうではありませんでした
思いやりも。しかし、もう一人の赤ちゃん、トム・キャンティについての話はありませんでした、
彼が持っていた貧困層の家族を除いて、彼の貧しいぼろきれでラップした
彼の存在に困るだけです。

DeepL翻訳

第一章 王子と貧民の誕生。

古都ロンドンにて、第二の秋のある日。
16世紀の四半世紀、ある貧しい家庭に一人の男の子が生まれました。
キャンティという名前だが、その人は彼を欲しがらなかった。 同じ日に、もう一人のイギリス人
チューダーという名の金持ちの家に子供が生まれ、その子はチューダーを欲しがった。
イギリス全土も彼を欲しがった。 イングランドは彼を待ち望み、希望していた。
神に祈り、本当に来たのですから。
人々は喜びのあまり気が狂いそうになった。 単なる知り合いが抱き合ってキスをし
涙を流した。誰もが休暇を取り、身分の高い人も低い人も、金持ちも
ごちそうを食べたり、踊ったり、歌ったりして、とてもまろやかになった。
それが連日連夜続いた。 昼間のロンドンは、見ごたえがありました。
どのバルコニーや家の上からも華やかな旗が振られ、見ごたえがあります。
華やかなページェントを行進させる。 夜になると、またまた見ごたえがありました。
焚き火があちこちにあり、大勢の人が集まっていました。
そのまわりで歓談する人たち。 イギリス全土で話題は尽きず
新しい赤ん坊、エドワード・テューダー皇太子のことである。
絹やサテンで、この騒ぎに気づかず、また、そのことを知らずに
大物貴族が彼の世話をし、見守っていたのだが……そして、そんなことはなかった。
気にすることもない。 しかし、もう一人の赤ん坊、トム・キャンティについては、何の話もありませんでした。
貧しいボロ布に包まれ、貧困にあえぐ一家を除いて、彼は
ということである。

どちらも意味は伝わるようにうまく翻訳してくれています。
所々謎の改行がありますが、これは原文の文字コードの関係もありそう。

どちらが読みやすく自然な日本語になっているかといえば、DeepL翻訳ですね。
機械的な翻訳ではなく、読み物として破綻していない。
対するGoogle翻訳は機械的な印象。ちょっと何言ってるかわからない箇所が散見されます。
※Google翻訳について一部翻訳箇所を伏せ字にしています。

もちろんDeepL翻訳も100点満点ではありませんが、読むのに疲れず文字からそのシーンを想像できます。
より自然な日本語へ変換でしたのはDeepL翻訳ですね。

結果発表

ここまで日常会話、ビジネス文章、本やニュースからの抜粋を翻訳対決してきましたが、結果はこんな感じです。

日常会話DeepL翻訳
ビジネス文章DeepL翻訳
ニュース引き分け
物語DeepL翻訳

当サイトの勝手な対決では、3勝1引き分けでDeepL翻訳の勝利です。
ちなみに勝利条件は「どちらが自然な日本語に翻訳できるのか?」でしたので、今回はDeepL翻訳が勝利しましたが、翻訳のスピードではGoogle翻訳のほうが速かったです。
DeepL翻訳は翻訳待ちでグルグルアイコンになっていたのですが、Google翻訳は一瞬で翻訳完了。
圧倒的でした。

スピードを求める場合はGoogle翻訳、より自然な日本語を求める場合はDeepL翻訳と使い分けるのが良いかもしれませんね。
今後両システム共、さらに精度を高め、多言語対応していくと思います。
何の役に立っているのかわからないTechMuddyとは大違いで、本当にありがたい限りです。

ビバ!Google翻訳!
ビバ!DeepL翻訳!

Google翻訳公式サイト
DeepL翻訳公式サイト

本記事内のニュースはFOXNEWSの『California town mixes up Russian fighter jet and USAF jet to promote Super Bowl flyover』より引用しています。
本記事内の王様と乞食(The Prince and The Pauper)はProject Gutenbergの『The Prince and the Pauper by Mark Twain』より引用しています。

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