メキシコといえば、美味しい料理、豊かな文化、カラフルな伝統衣装、そして素晴らしい自然を思い浮かべますね。
テキーラやマリアッチバンドも不可欠な要素です。
また、古代のマヤやアステカ文明の遺跡も国の魅力的な側面の一つであり、個人的に旅行してみたい国の上位に位置しています。
そんな素敵な国メキシコですが、光あれば影があるように負の面も。
特にギャング事情は複雑で深刻な社会問題となっています。
主な要因としては、麻薬密売とそれに伴う暴力が挙げられます。
メキシコは麻薬の生産や密売の重要な拠点であり、これにより多くのギャング組織が組織犯罪の活動を展開しています。
政府はギャング組織への対策に頭を悩ませており、しばしば両者の間で衝突が生じています。
我々日本人の感覚からすると、警察や国家権力などで犯罪組織を壊滅させるといいのでは?なんて思いがちですが、どうやらそう単純に解決できないようです。
暗殺など報復の恐れがあるのもそうですが、一番はその組織力。
そんじょそこらのギャングとは異なり、もはや軍隊と言っていいほどの武装。
想像の5倍以上はガチ武装組織です。
これは迂闊に警察も手を出せず、社会問題となっているのがよく理解できます。
主な武装はアメリカ製。
軍用ライフルに加え、スナイパーライフルまでも装備。
また車両はフォードのF150シリーズでしょうか。
こちらもアメリカ製です。
この強力な武装に加え、抗争などで実戦経験も豊富。
2006年以降、メキシコ政府は「カルテル」と呼ばれる麻薬組織との戦いを強化するために軍を動員していますが、未だに解決には至っていないようです。
※本記事内の画像はVICE NewsのYouTubeアカウント動画よりスクリーンショットを掲載しています。