バチバチやってる中でついうっかり…そんなこともたまにあるみたいです。
ソニーが2023年末にPlayStation 5の薄型(通称:スリムモデル)モデルを発売する予定であることを、マイクロソフトが公表してしまいました。
事の発端はマイクロソフトが進める「アクティビジョン・ブリザード買収」に関する件の資料。
アメリカ連邦取引委員会(FTC)も巻き込んだこの買収劇は現在も進行中で、通常なら機密情報であるような際どい情報も平然と記載されています。
その中で、マイクロソフト側が提出した反論資料PDFの中にPlayStation 5の薄型モデルに関する情報が記載されていました。
問題の箇所は45ページ目の9~10行目。
PlayStation likewise sells a less expensive Digital Edition for $399.99, and is
gov.uscourts.cand.413969.177.0_1.pdf
expected to release a PlayStation 5 Slim later this year at the same reduced price point.
翻訳:
プレイステーションも同様に、より安価なデジタル版を399.99ドルで販売している。
PlayStation 5 Slimも同じ価格帯で今年後半に発売される予定である。
このように、はっきりと2023年後半に発売される予定と記載されています。
ただのリーカーやSNSなどで流れてくる怪しい噂ではなく、マイクロソフトという超巨大企業が訴訟反論用に用意した資料。
もちろん社内やリーガルなチェックを終わらせた、社外に出ても問題ないと判断した資料と推察されます。
何のソースもなく、またソニー側がコメントを出しているわけではありませんが、信頼するには十分すぎる程の説得力です。
PlayStation 5の薄型モデルは価格据え置き、スペックも変更なしか
スペックに関して変更なしなのは納得ですが、価格据え置きなのは意外ですね。
ソニーは過去のPlayStationで薄型モデルを発売し、同時に値下げを行ってきました。
しかし今回はデジタルエディションと同じ399.99ドル。
これについては半導体値上げの影響、レアメタル、素材・部材の高騰が強く影響していると思われます。
内部的には簡素化されコストダウンされていると思いますが、それらを吸収できるほどではないといったところでしょうか。
なお、本件はあくまでマイクロソフト側が一方的に公開した資料での情報。
もちろんソニーの公式発表でもなく本件についてコメントも出していませんので、あくまで予想です。
また価格についても399.99ドルである裏付けはどこにもなく、プライスダウンされて発売される可能性だってあります。
まさかアクティビジョン・ブリザード買収騒動でPlayStation 5薄型モデルの情報が漏れてくるなんて思いもしませんでした。
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