マルハラスメントとは
近年「◯◯ハラスメント」なんて言葉が乱立し、もはや何でもハラスメントになりそうな今日此の頃。
そんな中、「マルハラ」なる言葉が誕生しているようです。
ちなみに「マルハラ」とは「マルハラスメント」の略称。
若者がラインの文章のなかで句読点の「。」をつけることに対して、怖く感じる”ハラスメント”のことを指します。
ちなみにここまでで「。」は文末に4回使いました。
つまり4回マルハラをかましていることになります、ハイ。
マルハラスメントの定義
マルハラスメントとは、若者たちが句点「。」を文末につけることに対して、過度な解釈や誤解を生じさせ、心理的な圧迫感や不快感を抱くことを指します。
わかりやすく言えば、若者たちは句点「。」が入ると怒っているように感じたり、威圧感を感じたり、無言の圧力や心の距離があるように感じたりするのです。
まぁ、わからんでもない。
上司から短文で「~するように。」なんて返事が返ってきたら、不機嫌なのかな…なんて勘ぐったりします。
マルハラスメントの由来と背景
若年層の利用率が高いコミュニケーションアプリなどでの会話は、連続的にトークが残る特性があります。
そのため、句点が入ることで連続性が断たれたような感じがしたり、厳しいことを言われているような感覚に陥るのです。
また、「句点がない場合は相手の考えがわからない」と思ってしまう人もいるようです。
句点をつける場合は怒っている、冷たい、冷めていると受け取られがちだと捉えるようです。
さらに、絵文字の赤いビックリマークや、絵文字や長音記号の使い方も注意が必要です。
これらの表現方法は若者に怖がられることがあります。
理由は同じように、威圧感や怒りとして捉えるからです。
連続して赤いビックリマークを付けようもんなら、バチバチにキレてると思われるかもしれません。
たまに後輩に「りょーかい!!!(赤ビックリ)」なんて返信することがありますが、ブチ切れていると思われているかも…。
自分の中では笑顔で了解!のつもりなんですが。
若者のコミュニケーションスタイルは文章を打つよりも、必要な場合はすぐに電話で話すことが多いとされています。
そのため、句点をつけることが若者にとっては普通ではないのです。
いわゆるチャット形式で短文のやりとりに慣れており、「文章」でコミュニケーションを取る習慣がないと言えます。
そちらのほうがテンポがよく、短文で要点だけ伝えることができるので理にかなっているといえばそうかもしれません。
一方で、マルハラスメントに対しては世代間の壁が存在しており、中高年の中には「仕事では句点をつけるのが普通」という意見もあります。
確かに社会やビジネスシーンでは句点をつけるのが当たり前であり、こんな仕事(編集とサイト運営)をやっていると、それは余計に感じます。
もうすでにこの記事の中に句点は大量に出現しており、一部の若者からすると卒倒レベルのハラスメント記事なのかもしれません。
世代により認識が異なる
次に、「若者の間での句点「。」の認識」について考えてみましょう。
前述しましたが、若者のコミュニケーションスタイルは、文章を打つよりも電話やチャットで話すことが多いと言われています。
そのため、テキストメッセージやSNSの文面において、句点「。」に対する認識には個人差があることが分かっています。
一部の若者は句点「。」を普段から意識して使っており、相手に冷静な態度を示したり、会話を締めくくる意図を持って使っていることもあります。
しかし、全体の傾向としては、句点「。」は不要なものとみなされ、使われることが減ってきているのかもしれません。
マルハラスメントの影響
ここまでマルハラについて書き散らかしてきましたが、ぶっちゃけ若者世代は本当に「。」が苦手なのか。
調査人数が少なすぎて申し訳ないのですが、編集部&知り合いの若い世代に聞いてみました。
結果としてマルハラ自体を知らない子もいたし、「気にしない」「状況による」「少しは気になるかな」程度でした。
以上から、まぁ気にする人は気にするかも、でしょうか。
ただ世代間でのコミュニケーションの取り方は異なるので、批判するのではなくお互い歩み寄ることができればいいのかな、なんて思います。
ちなみにこの記事には文末で「。」が37回使われています。
37回マルハラやってますよ!なんて言われたら、何て返そうか…。
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