まとまったゲームプレイ映像が出てきました。GTA6。
そして映像を見て最初に思ったのが、グラフィックすげぇ。
まあGTA5から13年です。そりゃ綺麗になって当然といえば当然なんですが、実際に並べてみると「綺麗になった」だけでは済まない感じ。
街の密度、ライティング、水面、車、人物、室内の小物。画面の中に入っている情報量そのものが増えています。
しかもRockstar Gamesが公開した「Grand Theft Auto VI: An Extended Look」は、PlayStation 5上で動作するゲーム内映像から収録されたもの。
PCのウルトラ設定映像じゃなく、PS5版でブリブリにきれい。
となると今度は「PS5 Proならどうなる?」「60fpsいける?」「PC版ヤバそう」「MOD入れたらどうなる?」と色々気になってきます。
ということで今回は、ElAnalistaDeBitsが公開しているGTA5とGTA6の比較映像を使い、13年でどこまで変わったのかじっくり見てみます。
GTA5とGTA6を比較。13年経つとここまで変わるのか
今回参考にしたのは、グラフィック比較動画でお馴染みElAnalistaDeBitsの「GTA VI vs GTA V | First Gameplay | Early Graphics Comparison」。
似たロケーションやシチュエーションをGTA5とGTA6で並べてくれているので見やすいです。ありがたい。
ただし完全に同一のマップ、同じ時間帯、同じ天候を比較しているわけではありません。YouTube動画を経由したスクリーンショットでもあるので、微妙な解像度差などより、今回は街の作り込み、光、水、人物、オブジェクトの密度といった大きな違いを中心に見ています。
まず空から街を見てみる。これはわかりやすい
まずはワールド全体の雰囲気から。


GTA5も普通に綺麗ですよね。
そもそもこれ、元を辿ればPS3・Xbox 360世代のゲームです。何度もアップグレードされたとはいえ、2013年生まれ。ですが、今見ても古臭いグラフィックと感じさせないのは流石GTAといったところですね。
お次はGTA6。



GTA6は遠くの街をただ描いているというより、その場にちゃんと街が存在しているような密度を感じます。水路も多いので、水面と街が同時に画面へ入っているのも良い感じ。
全体的にパリッとしていて、かつ陰影が効いています。GTA5は「ややのっぺり」した感じ。対してGTA6では、より現実世界に近くなった印象ですね。
街中へ降りると、さらにグラフィックと情報量の差が顕著に
お次は車と街並み。まずはGTA5から見てみましょう。

次はGTA6の街中のグラフィック。


車体のポリゴン数がどうこうというより、GTA6は車が周囲の世界に馴染んでいる感じが強いです。
木から落ちる影、建物の影、車体への映り込み。それぞれが別々に存在するのではなく、ひとつのシーンとしてまとまって見えます。




この「画面のどこを見ても何かある」感じ。このクオリティでGTA6をプレイできるのは嬉しいですね。
ちなみに実際、Rockstar NorthのRob Nelson氏も、GTA6では歩行者の数と多様さを増やし、道路の交通量も多くしたと説明しています。



ここまでクオリティアップしていれば、ドライブ中の処理負荷も凄そう。
車を描くだけならまだしも、その周りのNPCや交通、物理演算、警察AIまで同時に動かさないといけません。後ほど触れますが、GTA6が60fpsではなく30fpsを基本にしている理由もこの辺りにありそうです。
人物と遠景。GTA5も頑張ってる。でも13年はやっぱり長い



GTA5も当時としてはリッチなグラフィックでした。おぉ、作り込み凄いな…と思った記憶もあります。
でもGTA6は肌や衣服だけでなく、キャラクターへ光が当たってどう見えるのか、背景とどう馴染ませるのかまで進化させた印象。
個人的に一番差を感じたのはライティング。夜が全然違う
夜や暗いシーン、光の強いシーンは全然違います。しっかりライティングの進化を感じました。ElAnalistaDeBitsも「GLOBAL ILLUMINATION」として比較しています。



昼でも違いますが、夜になるとより顕著です。



単純に画面を明るくして見やすくしているわけではなく、暗い所は暗い。それでも周囲から回り込んだ光で形がわかる。ネオンだらけの夜の街とは特に相性良さそうです。
水面もかなり進化。バイスシティなので見る機会は多そう
GTA6は海や水路が多いので、水面表現も気になる所。



時間帯も場所も違うので単純な品質比較はできませんが、GTA6の水は周囲の景色やライティングを取り込んで見せる方向へかなり進化しています。
夕方に適当にジェットスキー走らせてるだけで時間溶けそう。
カーチェイスと銃撃戦。グラフィックだけでなく警察の追い方まで変わる
GTAといえば警察。
とりあえず星を増やして、パトカー引き連れて街中を爆走する。最後はヘリに追われて、どこまで生き残れるのかチキンレース。みんな一度くらいやったことあると思います。





そしてGTA6では、警察システムそのものもかなり変わるようです。
Rockstar Northによると、従来のGTAのように「犯罪をやった瞬間どこからともなく警察にバレる」という仕組みではなく、RDR2に近い目撃ベースの指名手配へ刷新。
さらに面白いのが「ヒート」。通報された服装、見た目、乗っている車、所持している武器などを手掛かりに警察が捜索するようです。
車を捨てる。武器を捨てる。服を着替える。ヒートエリアから離れる。ただ全力で逃げればいいGTA5より、逃亡そのものがゲームになっています。
しかもプレイヤーが普段どんな犯罪者なのかを評価する「犯罪プロファイル」も存在。暴力的に振る舞えば周囲も攻撃的になっていくそうです。
ポリスメン、だいぶ賢くなっとる。


夜の街。GTA6は遠景の光までかなり細かい



昼も綺麗ですが、ネオンや車のライト、水面の反射が全部乗る夜はグラフィック技術の見せ場になりそうです。
戦闘シーン。暗所の表現もだいぶ変わった

【画像:1000002689.png|ALT:GTA6の暗い室内での銃撃戦|キャプション:GTA6の暗所戦闘。光が当たる所だけ浮き上がり、奥の暗さもしっかり残る】

こちらは場所自体が違うので直接比較は難しいですが、GTA6は暗所を真っ黒に潰すのではなく、照明の方向や距離で奥行きを作っています。
銃口の光、ライト、車のヘッドライトなどが重なる戦闘シーンはかなり映えそう。
室内の作り込みすげぇ。冷蔵庫まで本気
個人的にかなり好きなのがここ。
インテリア。



冷蔵庫すごいですね…。普通はゲーム中に数秒しか見ない場所だと思います。
でもメモ、写真、磁石、飲み物まで入っている。こういうどうでもいい場所の積み重ねが、結果的に「人が住んでいる世界」に見えるんでしょうね。
となると気になるのが、GTA5より入れる建物は増えるのか?
これについては、具体的な「GTA5比で+○%の建物へ入れる」という公式発表はありません。
ただRob Nelson氏は、GTA6ではワールドの規模だけでなく、行ける場所やインタラクトできるものも過去作を大きく上回ると説明しています。
なので室内や店舗との関わりが増えること自体は期待してよさそう。ただし「街の建物ほぼ全部に入れる」みたいな話までは現在確認されていません。
ドライブ中の光と道路。GTA5と並べると時代を感じる





GTAってゲーム時間の大部分を車で移動します。なのでキャラクターの顔が綺麗になるより、個人的には道路や街並みがここまで変わるほうが嬉しい。
無駄なドライブも増えそうで時間が溶けていきそうです。
キャラクターはかなり進化。顔だけでなく肌、服、タトゥーまで細かい
最後は人物。



そしてこちらはGTA6。





こうして比べてみると、結構違います。単純に顔の解像度が上がっただけではなく、身長、体格、髪型、肌、タトゥー、服装までバリエーションが増えていて、同じようなNPCがコピー&ペーストで歩いている感じを減らそうとしているようです。
ちなみにRockstar側も、今作では身長や体型のバリエーションを大きく増やしたと説明しています。
で、このグラフィックはPS5で動いている。PS5 Proならどうなるの?
ここが気になります。
Rockstar Gamesは今回の長編映像について、PlayStation 5上で動作するゲーム内映像から収録したと明記しています。つまり、PC版の最高設定を先に見せているわけではありません。
「これ本当にPS5なの?」と気になりますが、Rockstar公式の表現はあくまで「PlayStation 5」。PS5 Proとは書かれていませんが、「標準PS5本体」とまで明記されているわけでもありません。
ただ、日本のPlayStation Storeを見るとGTA6にはすでにPS5 Pro Enhancedの表記あり。PS5 Pro対応自体は確定です。問題は何が強化されるのか?
現時点では解像度、レイトレーシング、PSSR、フレームレート、画質モードなど具体的な内容は発表されていません。PS5 Proは標準PS5よりGPUのレンダリング性能が最大45%高速化され、レイトレーシング性能も強化。AIアップスケーリングのPSSRも使えます。
なのでGTA6でも、より高い内部解像度、安定した30fps、レイトレーシング品質向上などは素直に期待したい所。
じゃあPS5 Proなら60fpsいける?残念ながら今のところは30fps
PS5 Proなら60fpsいけるかも!と思ってしまいますが、残念ながら現在の開発版はコンソールで30fps動作と報じられています。
Rockstar NorthのRob Nelson氏は60fpsについて質問され、発売時もしくは将来的に60fpsオプションを用意できるかは、技術チームへ確認する必要があるという趣旨の回答をしています。
つまり今の所は、30fpsが基本。60fpsは未定。
ただし「60fpsは絶対無理」と決定したわけでもありません。発売後に最適化が進み、将来アップデートでパフォーマンスモードが追加される可能性も残っています。
GTA5もPS3・PS4時代は30fpsでしたが、PS5版では60fpsのパフォーマンスモードが追加されました。
ただ、PS5 Proだから簡単に30→60fpsへ倍増できるかというと、そう単純な話でもないと思います。
GTA6はNPC、交通、警察、物理演算などCPU側で処理する要素も多いゲームです。GPUが速くなれば必ずフレームレートが倍になる、というゲームではなさそうです。
PS5でこれならPC版どこまで綺麗になる?なおPC版はまだ発表されていない
PS5版でこのグラフィック。となるとPCゲーマーとしては期待してしまう所ですが、2026年8月現在、Rockstarが正式発表しているGTA6の対応機種はPS5とXbox Series X|S。
PC版はまだ正式発表されていません。
過去作のGTA5もPC版が後から登場しましたし、将来的なPC版を期待している人は多いでしょう。
GTA5 EnhancedのPC版では、レイトレーシングによるアンビエントオクルージョン、グローバルイルミネーション、影、反射に加え、NVIDIA DLSSやAMD FSRまで対応しています。
なので、もしGTA6のPC版が出ればコンソール以上の解像度、フレームレート、レイトレーシング設定が用意される可能性は十分考えられます。
じゃあどんなグラボが必要?TechMuddy的に今予想するなら
もちろん公式PCスペックは存在しないので、ここからは完全に予想です。
| 狙いたい環境 | GPU予想 | メモリ等 |
|---|---|---|
| 1080p~1440p / 60fpsを狙う | RTX 5070 / Radeon RX 9070クラス以上 | RAM 32GB、VRAM 12GB前後欲しい |
| 1440p高設定 / 60fps | RTX 5070 Ti / Radeon RX 9070 XTクラス | VRAM 16GBあると安心 |
| 4K高設定+RT | RTX 5080クラス以上 | 32GB RAM、16GB以上のVRAM |
| 4K+高画質MODまで盛る | RTX 5080~5090級、もしくは発売時の同等GPU | VRAM 16~24GB以上、RAM 32~64GB |
かなり強めに見積もってみましたが、おそらくこの辺りのスペックであれば快適に動きそうです。
というのもGTA6で60fpsを狙うなら、GPUだけでなくCPUも重要になりそうだから。
オープンワールドで大量のNPCや車、警察AIまで走らせながら60fpsとなると、グラボだけ高いやつを挿せば終わり、ではなさそうです。
なにより今はグラボが高い…。GTA6のためだけにハイエンドPC組むくらいなら、PS5版買ったほうが圧倒的に安い。
でもPCには最高設定とMODがある。バチバチにリアルなグラフィックで快適にプレイしたいなら、PC版の選択もアリだと思います。でも多分、新規でゲーミングPCを組むなら70万円~になりそうですが…。
GTA6にグラフィックMODが出たらどうなるの?
GTAのPC版といえばMOD。
そう、なんでもできる、バチバチにグラフィックを盛れる、機能やマップ・車を追加できるMODです。
NaturalVision系をはじめ、ライティング、天候、テクスチャ、植生、車両などをゴリゴリ強化するMODが長年作られてきました。標準状態のGTA6が今回の映像レベルなら、将来高画質MODが出たときどうなるのか。
もう現実との間違い探しレベルになるんじゃないでしょうか。ただし、今の時点でGTA6で従来と同じようにMODが使えるかは未確定です。
一方でRockstar Gamesは、FiveMやRedMを手掛けるCfx.reを2023年に正式に傘下へ迎えています。なのでRockstar自体がPCのMOD・RPコミュニティを完全に拒絶する方向へ進んでいるわけじゃありません。
GTA6のMODはどうなるのか。ここはPC版そのものの発表と一緒に期待したいポイントですね。
マップはGTA5よりどれくらい広い?具体的な広さはまだ不明だが、密度は濃くなりそう
これもめちゃくちゃ気になるところですね。
ただ、ネットで見かける「GTA5の2倍」「○○平方km」みたいな数字は、現時点でRockstar公式が発表したものではないので詳細は不明。公式に確認できるのは、舞台がバイスシティだけではなくレオナイダ州全体へ広がっていること。
- Vice City
- Leonida Keys
- Grassrivers
- Port Gellhorn
- Ambrosia
- Mount Kalaga National Park
都市、島、湿地、地方都市、工業地帯、山岳・国立公園系まであります。
単純な面積だけでなく、先ほどの室内やNPC、インタラクションまで含めて「どれだけ濃いマップなのか」のほうがGTA6では重要になってくるかもしれません。
広さはそこまで広がらず、それぞれの密度を増す方向でも満足できそうです。スッカスカの水増しマップじゃ飽きるのも早いので。
日本版って表現規制されるの?
そして国内ユーザーとして地味どころか結構重要なポイント。そう、日本版の表現規制です。
現在、日本のPlayStation StoreではGTA6は「CERO審査予定」の段階。つまり、海外版と日本版で暴力表現、性的表現、その他の描写に変更が入るかどうかは、まだ正式にはわかりません。
できれば同じ内容で遊びたい所ですが、何からの規制は入る可能性は高いと思います。
特にゴア表現や大人の表現。この辺りはしっかり規制されそうです。
CEROレーティングや国内版の詳細が出た段階で、海外版との違いは改めてチェックしたいですね。
GTA5も十分綺麗。でもGTA6は「世界そのもの」が進化しとる
GTA5とGTA6の比較画像を見てきましたが、個人的に一番大きいと思ったのは世界の密度。
車が増えた。人が増えた。植物が増えた。室内の小物が増えた。そこへ進化したライティングや水面、影、反射が乗っています。
GTA5も今遊んで「うわ、古っ!」とはそこまで感じないゲームですが、GTA6と横へ並べるとさすがに13年。しかも今回公開された映像はPlayStation 5上のゲーム内映像。PC版最高設定じゃありません。
PS5 Pro Enhancedではどう変わるのか。将来的に60fpsモードが追加されるのか。PC版が登場したらどこまで設定を盛れるのか。そしてMODまで登場したらどうなるのか。標準状態でこれなので、まだ伸びしろがありそうなのが恐ろしいですね。
※本記事内のGTA5 / GTA6比較画像は、ElAnalistaDeBitsがYouTubeで公開している「GTA VI vs GTA V | First Gameplay | Early Graphics Comparison」より、グラフィック比較・検証を目的としてスクリーンショットを掲載しています。
※GTA6の仕様・対応機種・PS5 Pro対応・レーティング等は2026年8月28日時点の情報です。未発表のPC版スペックや必要GPU、MOD環境については、現在公開されている情報を基にした予想を含みます。