2008年にPlayStation 3で発売された『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』。
長らくPS3でしかプレイできなかったMGS4ですが、2026年8月27日発売予定の『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2』でついに現行機へ移植されます。
実に18年…。「待たせたな!」といった声も聞こえてきそうですが、ここで気になるのが、「PS3版から実際どこまで綺麗になったん?」という所。
さらにNintendo Switch 2版とPS5版では、どこまでグラフィックやフレームレートに違いがあるのか。
今回はグラフィック比較でお馴染みElAnalistaDeBitsより、PS3・Nintendo Switch 2・PS5を並べた比較動画が公開されているので、スクリーンショットを多めに使ってじっくり比較してみます。
※比較元は海外版のため、画面内のHUDや一部テキストはスペイン語で表示されています。
またYouTube動画から取得した画像なので、細かな色味や解像感には動画圧縮の影響もあります。その辺は無理に差を作らず、画像から見やすい部分を中心にご紹介していきます。
MGS4のPS3・Switch 2・PS5グラフィック比較動画
比較に使用する動画はこちら。
Metal Gear Solid 4 | Switch 2 – PS3 – PS5 | Final Graphics Comparison
ElAnalistaDeBits
細かなテクスチャや遠景まで確認したい場合は、YouTube側で利用できる最高画質へ設定して見るのがおすすめです。
まずはテクスチャ。PS3との差はかなり分かりやすい
手始めにテクスチャから。
スネークと壁、ポスターが同時に映っているので比較しやすい場面です。
まずPS3版。
当時としては十分綺麗なのですが、現行機版と並べると壁面やポスターの文字、スネークの装備などが少しぼんやりしています。

お次はSwitch 2版。
かなりスッキリしました。壁の凹凸、ポスターの縁、スネークの装備など細かな部分が見やすくなっています。

そしてPS5版。こちらも非常にシャープ。

PS3との差は一目で分かりますが、Switch 2とPS5だけを見比べると結構近いですね。
3機種を並べるとさらに分かりやすい。

PS3は輪郭が柔らかく、Switch 2とPS5はパリッとした画質。18年分の差を感じる所です。逆にSwitch 2とPS5は「全然違う!」というほどではありません。
パリッと感はPS5が有利。ただSwitch 2もかなり綺麗
お次は広めの市街地。
建物、電線、車両、煙など細い物が多いので、解像度の違いがわかりやすいシーンです。
PS3版はやはり全体が少し柔らかめ。電線や遠くの建物、車両の細部は現行機版ほどクッキリしていません。

Switch 2版になると一気にシャープ。特に電線や建物の境界を見ると分かりやすいですね。PS3版にあったモヤっと感がかなり減っています。

PS5版も同様にクッキリ。
KONAMI公式スペックでは、PS5版は最大3840×2160の内部解像度に対応。Switch 2のTVモードは最大2560×1440でレンダリングし、最大3840×2160で出力しています。

数字だけ見ると結構違いますが、実際のゲーム画面を見るとSwitch 2版もかなり健闘。PS5のほうが細部は綺麗ですが、内部解像度の数字ほど大きな差には見えません。
シャドウも現行機で改善。Switch 2とPS5はかなり似ている
お次はシャドウ。
キャラクターと電柱の影が地面へ大きく落ちており、わかりやすいシーンをスクリーンショットしてみました。



PS3の映像表現からだいぶ進化していますね。でも、Switch 2とPS5はそこまで差が内容に感じます。
では3機種を並べて比較。

こうして見るとPS3版はキャラクターや地面そのものの解像度も低いため、影を含め画面全体がモヤっと見えます。
Switch 2とPS5はかなり近い。細かな品質差はあっても、普通にプレイしている時に「影が全然違う!」と感じるほどではなさそうです。
カットシーンもかなりクッキリ。PS3版と並べると違いがデカい
MGS4といえば長尺のカットシーン。
こちらもじっくり見てみます。

車両のグリルや足回り、兵士の服装を見るとSwitch 2版はかなりパリッとしています。PS3版も元の情報量自体はしっかりしていますが、表示解像度の差で細かなディテールが潰れ気味。

現行機版では元々作り込まれていた部分が見えるようになった、という感覚に近いですね。

これは結構分かりやすい。
頭部を覆う布の模様やシワ、装備のエッジはPS5版がかなり鮮明です。

モデルそのものを作り直したような違いではありませんが、高解像度で表示されるだけでも見え方は結構変わります。
LOD・遠景も比較。オブジェクト数より「見え方」の差が大きい
続いてLEVEL OF DETAILの比較。広い街並みを同じ位置から見てみましょう。



この3枚を見る限り、現行機版でオブジェクトが大量追加されて別物になった、という感じではありません。
違いを感じやすいのは遠くの建物や柵、廃車などの輪郭。PS3では少し潰れていた部分が、Switch 2とPS5ではしっかり確認できます。
並べるとこんな感じ。

やはりPS3と現行機の差は大きい。ただSwitch 2とPS5は…。近いですねぇ。
静止画を止めて細部を探せばPS5が有利ですが、普通にプレイ中に気づく人、何人くらいいるんでしょうか?少なくともブラインドテストされたら正解する自信はありません。
キャラクターや装備もじっくり比較。高解像度化の恩恵は大きい
ここからはキャラクターや装備を多めに。

頭部の布あたりが結構違いますね。PS3では模様が少し潰れていますが、Switch 2では細い格子柄までしっかり見えます。

人物だけでなく、その周囲の建物、路面、細い柱などもPS5版がクッキリ。画面全体のモヤが一枚取れたような感じです。

兵士をアップで。

ここまで寄ると結構違います。布、肌、ベスト、銃器。それぞれの境界がPS5版ではクッキリしています。



Switch 2版もかなり良い感じです。
携帯できるハードでこれが動くと考えると、2008年当時を知っている人ほど感動があるかもしれません。PS3をテレビへ繋いで遊んでいたMGS4を、18年後には携帯機で60fps。時代進みすぎィ!

最後にキャラクターをもう少し。

顔のシワや口ひげ、フードの輪郭。全身では銃器やベストの細部までPS5版は見やすくなっています。元のMGS4がかなり作り込まれていたこともあって、高解像度化との相性はバッチリですね。
フレームレートは最大60fps。ただSwitch 2は重いシーンで低下も
グラフィック以上に体感しやすそうなのがフレームレート。KONAMI公式のアナウンスではPS5・Switch 2とも最大60fps対応です。
まず比較動画の通常シーン。

この場面ではPS3が20.0fps、Switch 2が60.0fps、PS5が60.0fps。
20fpsと60fps。数字だけでも3倍です。静止画では伝わりませんが、カメラ移動や戦闘ではかなり大きな体感差になります。
ただしSwitch 2も常時60fpsというわけではないようです。
エフェクトが多いこの場面では、比較動画上のSwitch 2版が42.6fpsまで低下。一方PS5版は60.0fpsと表示されています。

ここはPS5版の強み。
とはいえ、この一場面だけを見て「Switch 2はいつも40fps台」ではないのでご注意を。動きの激しいシーンではやや低下する、といったところでしょうか。KONAMI公式も60fpsは上限とした可変フレームレートで、エフェクトが重なる場面などでは低下する場合があるとアナウンスしています。
つまりSwitch 2は60fpsを狙いつつ、負荷が高い場面では落ちることがある。今回の比較動画でも、シーンによっては実際に低下しています。
公式スペックではPS5が内部4K、Switch 2はTVモードで最大1440p
ここでいったん、KONAMIが公開している『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS(MASTER COLLECTION版)』のスペックも確認しておきましょう。
| 項目 | PS5 | Switch 2 TVモード | Switch 2 携帯モード |
|---|---|---|---|
| 最大出力解像度 | 3840×2160 | 3840×2160 | 1920×1080 |
| 最大内部解像度 | 3840×2160 | 2560×1440 | 1920×1080 |
| 映像モード | - | ファイン / オリジナル | オリジナルのみ |
| 最大フレームレート | 60fps | 60fps | 60fps |
ここで注意したいのがSwitch 2のTVモード。
4K出力には対応していますが、内部解像度そのものは最大2560×1440です。
PS5版は最大3840×2160でレンダリング。なので純粋な解像度ではPS5版が上です。
ただ今回のスクリーンショットを見た限り、実際の見た目は数字ほど離れていません。Switch 2版、だいぶ頑張ってます。
正直、Switch 2とPS5のグラフィック差はかなり小さい
じっくり見比べましたが、今回一番強く感じたのはこれ。
PS3から現行機への差はデカい。でもSwitch 2とPS5は思った以上に差が小さい。
PS5版は内部4Kなので、電線、遠景、装備など細かな輪郭を見ればやはり有利です。高負荷シーンのフレームレートも、今回確認した場面ではPS5のほうが安定していました。
ただキャラクターやテクスチャ、街並みを普通に見る分にはSwitch 2版もかなり綺麗。
「PS5じゃないとグラフィックがかなり劣る」という感じではありません。
むしろ携帯モードでも1920×1080・最大60fpsという点まで考えると、Switch 2版は結構魅力的です。
MGS4を最高画質で遊ぶならPS5。携帯性まで欲しいならSwitch 2もかなり良い
グラフィックを優先するならPS5版。
- 最大内部4Kでプレイしたい
- 細かな遠景や輪郭まで綺麗に見たい
- できるだけ60fpsを安定させたい
- 大きな4Kテレビやモニターで遊ぶ
この辺を重視するならPS5が良さそうです。
対するSwitch 2。
- テレビでも携帯モードでも遊びたい
- PS5との差が小さいなら携帯性を取りたい
- 1080p・最大60fpsでMGS4を持ち歩きたい
この使い方ならかなり強い。
PS3版と比較するとグラフィックもフレームレートも大幅に改善していますし、PS5版と比べても画質差は思ったほど大きくありません。
18年前のMGS4がここまで綺麗になる。そしてSwitch 2版が予想以上に強かった
2008年のPS3版も、当時としてはかなり凄いグラフィックでした。
それでも18年後の現行機版と並べると、解像感、テクスチャ、遠景、シャドウ、そしてフレームレート。いろいろな部分で時代の差を感じます。
特に60fps化はデカいですね。
グラフィックはスクリーンショットを並べれば違いが分かる。
フレームレートは実際に動かせばもっと分かる。
そして意外だったのがSwitch 2版。
PS5版が最高画質なのは間違いありませんが、Switch 2も画像を並べた限りではかなり近い仕上がり。高負荷時のフレームレートには差が出ていますが、グラフィックだけなら「これSwitch 2でええやん」と思う人も多そうです。
18年間PS3に留まっていたMGS4が、ようやく現行機へ。しかも据え置きだけでなく、携帯して遊べる時代になりました。
時代は変わりましたな…。
※本記事内の比較画像は、ElAnalistaDeBitsがYouTubeで公開している比較動画から、比較・検証のためにスクリーンショットを掲載しています。
出典:ElAnalistaDeBits / KONAMI「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2」/ KONAMI「各プラットフォームのスペック情報」/ Sony Interactive Entertainment