Nintendo Switch 2でも『デビル メイ クライ 5』が遊べるようになりました。
そこで気になるのがPS5版との画質やフレームレートの違い。Switch 2版は携帯できるゲーム機ですし、さすがにPS5と並べると結構違うんじゃないの?と思っていたのですが…。
一通り比較してみると、これが思った以上に頑張っています。もちろんPS5版が有利な所はあります。特に反射表現は結構違いますね。
ただ、キャラクターモデルやテクスチャなどは、並べても大きな差を感じないシーンも多め。フレームレートも含め、Switch 2版はなかなか面白い結果になっています。
今回はグラフィック比較でお馴染み、ElAnalistaDeBitsの比較動画を参考に、Nintendo Switch 2版とPS5版の違いを見てみましょう。
デビル メイ クライ 5のSwitch 2版・PS5版グラフィック比較動画
比較に使用するのはこちら。
Devil May Cry 5 | Switch 2 vs PS5 | Graphics Comparison
今回の比較では、PS5のRT Performance Modeと、Switch 2の60Hz Mode・120Hz Modeを比較しています。
PS5側はレイトレーシングを有効にしたフレームレート優先設定なので、PS5で出せる最大フレームレート同士を比べているわけではありません。ここはちょい注意。
YouTubeで見る場合は、できるだけ高画質に設定したほうが細かな違いを確認しやすいと思います。
まずは解像度。Switch 2版はDLSSを使って1080pへアップスケール
手始めに解像度から。
比較動画ではPS5版が1080p、Switch 2版は540pからDLSSを使用して1080pへアップスケールと表示されています。Switch 2の60Hz Modeは1080p・60fps、120Hz Modeは1080pへアップスケールしつつ、およそ80fpsという表示。

元のレンダリング解像度だけを見ると結構な差です。
ただ、実際の画面を並べると「540p」という数字から想像するほどボヤボヤでもありません。細かな輪郭はPS5版のほうが安定して見えますが、Switch 2版も普通に見られる画質。DLSSがかなり仕事しているようです。
キャラクターモデルはかなり近い。言われなければ気にならないかも
お次はキャラクターモデル。人物を大きく並べてみます。


これは結構近いですね。
髪や服、肌などを見比べても、Switch 2版だけ明らかにモデルが簡素になっている感じはありません。
もちろん拡大して細部を見るとPS5版のほうが高品質に見える箇所はありますが、プレイ中にここが気になるか?と言われると微妙な所。
キャラクターについては、個人的には十分すぎるくらい。
テクスチャも大きな差はなし。PS5版が少しクッキリ
テクスチャも見てみましょう。
こういう比較では地面が分かりやすい。

アスファルトや歩道の細かな凹凸を見ると、PS5版のほうがやや自然。Switch 2版もかなり近いのですが、細かな模様が少し均されたように見える箇所があります。とはいえ小さい差。
もう一枚。

床の細かな模様も大きく崩れてはいません。
こうして静止画を並べれば違いを探せますが、普通に走り回っている最中なら気づかないと思います。
シャドウはPS5版が少しリッチ。ただし差はそこまで大きくない
続いてシャドウ。
燃えているバスのシーンが比較しやすいですね。

PS5版は暗部の落ち方や光の広がりが少しリッチ。Switch 2版は多少あっさりしていますが、こちらも極端な簡素化がされているわけではありません。
こうやって3画面を並べて見ると違いはありますが…。ただ、圧倒的に「ここが違う!」という感じではないですね。
一番違うのは反射表現。ここはPS5版がやはり強い
今回、一番差が見えやすかったのが反射表現。
濡れた道路を見ると結構違います。

PS5版では照明や周囲の色が水たまりへしっかり映り込み、路面全体がギラッとしています。Switch 2版にも反射はありますが、PS5版と比べると情報量は少なめ。
これは分かりやすいですね。
車体の反射も同じ傾向。

PS5版はレイトレーシングを有効にした設定ということもあり、車のボディや周囲の水たまりまで反射が細かい。グラフィックの豪華さを求めるなら、この辺はやはりPS5版でしょうか。


ただ、逆に言えば今回のスクリーンショットでハッキリ大きな差を感じたのはこの辺だけです。
グローバルイルミネーションは雰囲気が少し違う
光がシーン全体へ回り込むグローバルイルミネーションも比較。

発光している部分の広がり方や、暗い部分の沈み方には違いがあります。
ただ、ここも別物というほどではありません。
Switch 2版のほうが少し明るく見える部分もあり、静止画だけなら好みが分かれそう。PS5版のほうが光と影のメリハリは強めですが、Switch 2版もシーンの雰囲気そのものはしっかり残っています。
フレームレートはSwitch 2が大健闘!60Hz Modeは60fps、120Hz Modeでは80~90fps台も
お次はフレームレート。
ここはなかなか面白い結果になっています。
まず任天堂公式では、Switch 2版はTVモード・携帯モードとも60fpsで動作するとアナウンスしています。
今回のElAnalistaDeBitsによる計測でも、こちらで確認した60Hz Modeの3シーンはいずれも60.0fps。
かなり安定していますね。

このシーンではPS5のRT Performance Modeが54.0fps、Switch 2の60Hz Modeが60.0fps、120Hz Modeが94.0fps。
別のシーンではPS5が66.0fps、Switch 2 60Hzが60.0fps、Switch 2 120Hzが82.0fps。
さらにエフェクトの激しいシーンでは、PS5が49.0fps、Switch 2 60Hzが60.0fps、120Hzが83.0fpsでした。

120Hz Modeは80~90fps台まで伸びています。
携帯機でここまで動くんかい。
ただし、「Switch 2のほうがPS5より速い」というわけではないのでご注意を。
今回のPS5側はレイトレーシングを有効にしたPerformance Mode。PS5版にはレイトレーシングを切って最大120fpsを狙うHigh Framerate Modeもあります。
なので今回の数字は、あくまでPS5 RT Performance ModeとSwitch 2の60Hz・120Hz Modeを比較した結果として見てください。
正直、思ったほどグラフィック差は大きくない。Switch 2版はかなり頑張ってる
記事執筆時に様々な高解像度のスクリーンショットを見比べましたが、正直な所、思っていたほど大きなグラフィック差は感じませんでした。
全体的にPS5版のほうが綺麗なのは間違いないです。特に反射表現。濡れた道路や車体などを見るとPS5版が明確にリッチで、レイトレーシングを使ったグラフィックはやはり強い。
ただ、モデルやテクスチャ、シャドウ辺りになると差はかなり小さくなります。Switch 2版だけを普通にプレイしていて「うーん、グラがしょぼい…」と思うことは、まずないでしょう。
からの、フレームレート。
60Hz Modeで60fpsを維持しつつ、120Hz Modeでは80~90fps台まで伸びるシーンもあり。
これを携帯モードでも遊べるのは結構すごいことだと思います。
どっちを選ぶ?最高画質ならPS5、場所を選ばず遊ぶならSwitch 2
(バチクソ細かい所までこだわって)グラフィックを優先するならPS5版。
特に反射やライティングまで含めてリッチな映像を楽しみたい、大きなテレビやモニターで腰を据えて遊びたいならPS5版をおすすめします。
ですが、Switch 2版は画質を多少落としながらも、モデルやテクスチャはかなり近い所まで持ってきています。そして何より携帯できる。ソファでもベッドでも遊べます。
グラフィックだけならPS5版。好きな場所で気軽に遊びたいならSwitch 2版。
今回の比較を見る限り、Switch 2版も「携帯できる代わりに大幅劣化」という感じではありませんでした。
というか、思っていた以上にPS5版へ食らいついています。めちゃくちゃ画質に細かい所までこだわりたいならPS5版、大してグラフィックの劣化もなし、なんなら持ち運んで好きな場所で遊びたいならSwitch 2版、といったところでしょうか。
ぶっちゃけ静止画だからじっくり比較して細かな違いがわかるわけで、動画やゲームプレイだったらまったくわからないレベルです。Switch 2版は明らかに劣化!なレベルではなく、ほぼ同等。めちゃくちゃ最適化されているな~と思いました。
※本記事内の比較画像は、ElAnalistaDeBitsがYouTubeで公開している「Devil May Cry 5 | Switch 2 vs PS5 | Graphics Comparison」より、グラフィック・パフォーマンス比較のためにスクリーンショットを掲載しています。
※フレームレートの数値は比較動画内で表示された計測値です。ゲーム全体の平均フレームレートを示すものではありません。
参考:Nintendo『デビル メイ クライ 5 デビルハンターエディション』公式情報 / PlayStation Blog『Devil May Cry 5 Special Edition』PS5機能紹介